第113話 妹のクラス担任との三者面談
昼休みまでの授業をこなして、俺は帰る準備をしていた。俺が帰る準備をしていると、鏡夜が話しかけてきた。
「どうしたんだい?体調でも悪いのか?」
「いや…妹の中学校で三者面談があるんだ。流石にこれくらいの時間には帰って準備をしないと不味くてね…」
「なるほど…うちにも妹がいるから分かるぞ…でも今日じゃなくて明日だって話を聞いていたな。俺もこうやって学校を早退して妹の三者面談に行ってあげたいくらいだよ。」
「あはは…鏡夜の方はご両親が行くんだろう?」
「そうだね…妹に俺が行ってもいいかい?って聞いても駄目って言われてしまうんだ…その点、実くんの方は妹さんに信頼されているみたいで俺は感動したよ!!」
「何に感動したんだよ…まぁ良いや。できればこの後とったノートはラインでもなんでも良いから送ってくれないか?授業中に書いてあることはなるべく全部書いておいてくれよ?」
「わかってるよ。君ならそう言うと思ってたさ…とりあえず授業中に先生が言ったことも一言一句全部記録するけど大丈夫だよね?」
「もちろん大丈夫さ。それくらいでなきゃこまる。先生の発言を記録しておくことである程度テストの傾向も分かるんだよ?」
「そんなに分かるのかい?ただただ先生が授業をしているだけじゃないか。あんまり意図が隠されていたりとかは無いと思うんだが…」
「そんなことないよ。そうだね…例えばだけど、授業中に先生は良く例え話をしたりするだろう?そういう例え話は、テストで上手いこと活用することも出来るんだ。だから気をつけて聞いておいたほうが良いんだ。」
「ふ〜ん…まぁ心のなかにとどめておくよ。とりあえず妹さんの三者面談をしっかりこなしてきな!!」
「言われなくてもそうするつもりさ。妹は俺にとって唯一残ってる宝物みたいなものなんだからな。」
「…それもそうか。君ならそう言うだろうな。」
「それじゃあさっきの話頼んだからな?」
「分かったよ。家についたら写真を取って送るから安心してくれ。」
「ありがとう…それじゃあまた明日な?」
俺はそう言って学校を後にした。そして駐輪場に止めてある自分の自転車にのって中学校に向かった。
「…ここが通ってる中学校か。結構でかいな…」
俺はここの学校に通っていたわけじゃないので、あんまり中の構造は知らない。とりあえずは妹の教室を目指していくとするか…
「え〜っと…ここの階であってるんだよな?」
俺は周囲を見渡しながら、学校内を回っていた。そしてようやく目的の場所についた。
「お兄ちゃん早いね!!もう少し時間がかかると思ってたよ!!」
「大丈夫だよ。それよりも後何分くらいしたら始まるんだい?正直まだわかってないところが多いんだけど…」
「後数十分かな〜授業自体はもう終わってるから、ゆっくり出来るんだよね!!」
「そうなのか…まぁ色々と大変だろうけど、頑張れよ?」
「うん!!それでなんだけどさ…お兄ちゃんにこの紙見といてほしくて…」
「これは?」
「今日の三者面談の内容かな…見せるの遅れてごめんね!!」
俺は渡された紙の内容を確認した…そして数十分が経過して呼ばれたため、三者面談に行くことにした…
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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