第112話 妹の三者面談のため…
俺はいつもよりも早く学校に行くことにしていた。今日は妹の三者面談だからだ。俺は学校についてすぐに、担任の先生を探した。担任の先生は職員室に居るらしく探すのに手間取ってしまった…
そして担任の先生を見つけた俺は、職員室にノックをしてから入った。
「失礼します。一年の冴橋です。」
「黒川先生対応してくれないか?ちょっと手が詰まってるんだ…」
「かしこまりました!!冴羽君久しぶりだね。どうかしたのかい?」
「え〜っと…俺のクラスの担任の先生って居ますか?」
「あ〜居るよ。ちょっと読んでくるから待っててね…」
「わかりました。」
俺が少し待っていると、担任の先生がやってきた。
「おはようございます。冴橋君。なにか問題があったんですか?」
「はい…妹の中学校で三者面談に行かなくちゃいけなくて…なので途中で早退したいんです。そのための処理とかがあるとめんどくさいと思って朝一番で言おうと思いまして…」
「なるほど。いや〜朝のうちにきて教えてくれて助かったよ。ちなみに妹さんの方には何で行くつもりなの?」
「一応自転車で向かうつもりですけど…それがどうかされたんですか?」
「いやちょっと気になってね…先生としても早退させた生徒が何をしているのかは正直な所わからないからね…冴橋君は三者面談に行かなくちゃいけないって言うのは聞いているんだけど、他にも早退をする生徒は居てね…」
「…もしかして早退をする生徒の中には理由が曖昧な人がいるんですか?」
「もちろんいるよ…例えばだけど、『体調が悪いから帰ります』と言われるとこちらとしては帰さない訳にはいかないし…かと言って、まったく体調が悪くなさそうな人がそういう風に言うと帰ってゲームでもしてるんじゃないかって思っちゃうのよね…」
「先生もそう思いますか?実は私のクラスもそういう子が多いんですよ…『体調不良なので帰らせてください』っていう風に言われるんですけど、どうすれば良いんでしょうか…学校側としては先生と同じように帰さないわけには行かないんですよね…」
「そうなんですよね…他クラスの先生にも聞いてみましょう。それであまりにも体調不良者が多い場合には、校長先生などに相談をしたほうが良いかと…」
「それでは私が先にいろんなクラスの先生に話を聞いてみますね。冴橋君は何かいい案があるかい?」
「俺ですか?そうですね…俺だったら、体調不良で帰るんだったら病院に行った証拠でもなんでも持ってこさせればいいと思います。体調不良で帰って一日で復帰することもあると思いますけど、2日程度かかるのではないでしょうか?なので診断書見たいのを持ってきてもらえば良いのではないでしょうか?」
「そうね…それもありなのかもしれないけど、正直難しいところがあるのよね…」
「そうなんですね。まぁこの話は一度終わりにしましょう。昼休みに早退させてもらいますけど大丈夫ですよね?」
「もちろん大丈夫よ。貴方は普段から真面目だし私は特に信用しているわよ。これからも頑張って頂戴。」
「ありがとうございます。先生もがんばってくださいね?」
俺は職員室を退出した後、教室へと戻った。そして昼休みまでの授業を頑張ることにした…
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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