第111話 帰宅後の一息と三者面談

俺はあの後、一切喋らずに足早に自分の家に帰ってきた。俺が玄関を開けて、家に入ると妹が既に帰宅していたようだった。


「おかえりお兄ちゃん!!」


「おかえり。学校の方は大丈夫そうか?」


「うん…学校ではそこそこ楽しくやれてるよ。お兄ちゃんこそどう?」


「俺の方は心配しなくても大丈夫だ。それよりも、明日であってたっけ?」


「何かあったっけ?」


「三者面談だよ。俺が行かなかったら、一人で先生と話さなくちゃいけないだろう?俺が行くって約束したじゃないか。」


「ごめんごめん…すっかり忘れてた!!明日であってるよ!!」


「わかった。明日は何があっても行くから安心してくれ。ちなみに何階なの?三者面談するのは…」


「え〜っとね…私の教室だから、3階だよ!!」


「わかった。教室の外に待機しておいてくれないか?流石に中学校の中を全て把握しているわけじゃないから、多分外に居てくれないと若干迷う…」


「わかった!!一応再確認だけど、明日だからね!!」


「わかってるって…そんなに心配しなくて大丈夫だよ。お兄ちゃんは妹との約束を破らないから。」


「本当に?」


「本当だよ。お兄ちゃんが約束を破ったことがあるかい?」


「まぁないけど…」


「それなら大丈夫だ。そう言えば…三者面談が終わった後は一緒に帰るって感じでいいのかな?友達とかと一緒に帰っても良いし…どっちでも良いよ。」


「友達よりもお兄ちゃんと一緒に帰りたい…お兄ちゃんのほうが他の人と一緒に帰るよりも安心できるの。」


「…?クラスで何かあったのか?」


「私が直接関わってるってわけじゃないんだけど…他人のことを見下して酷いことを言ってる人が多いの。私のクラスでもそんな感じで、テストで低い点数を取ったりした人をクラス皆がいる前で晒したりしてるの。」


「はぁ…なんとなく事情はわかった。とにかく虐められたりしたらすぐに言うんだぞ?俺がイジメたやつのことをしてやるから。」


「…わかった。でもさっき上げたこと以外にも沢山やってて…同じクラスにいる人皆が苦労しているの…」


「どんな事をされているのか覚えているかい?場合によっては先生に言って、処分をしてもらわないといけないからね…」


「えっとね…男子の内の数人なんだけど持ってきちゃ駄目って言われてるガムを食べてたり、ゲーム機を持ってきてたりめちゃくちゃなの。先生が居ないタイミングばっかりやってるから、バレてないみたいなの。それにトイレだったり自習の時間だったり目立たない場所でやってることが多いの…」


「なるほどね…とりあえずこれは先生に相談しないとだな。俺はそういうイジメだったり悪いことをしている奴らがいい成績をとったりして、いい高校に行くのは許せない。真面目に努力していく人のことはもちろん応援するし、少しでもいい高校に行って欲しいと思うけど、そういう人達はいい高校には行ってほしくない。」


「私も同感だな〜あの人達がいい高校に行ってもその高校で問題行動をするに決まってるもん!!」


「そっか…まぁ気にせずに勉強頑張るんだよ?」


「勉強頑張らないとじゃん…悲しい…」



さて…明日は学校を早退して、妹の三者面談に行くとするか!!












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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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