第105話 生徒会による生徒のための施策?(他視点)

実が各教室を回っていた頃だった。生徒会のメンバーは生徒会室で話し合っていた。


話し合いの内容は、迫ってきているテストの後についてだ。テスト自体は生徒自身が頑張ってするものの為、ほとんど関係がないがテスト直前の対策講習のようなものを実施することについても話し合っていた。


「我々もテストで点を落とす訳にはいかないですからね…先生方と協力して、直前対策講習のようなものを実施してはどうでしょうか?」


「対策講習自体は前々からやっていなかったか?俺は一年や二年のときも参加した覚えがあるんだが…」


「そうです。実施されてはいますが、前回の対策講習への参加人数が少なかったため現在は実施されてはいないようです。」


「そうなのか…だが、一部の生徒からは要望が届いているぞ?なんでも『対策講習を再開して欲しい』って話だ。生徒会長様はどういう風に考えてるんだ?あんたも対策講習を実施したほうが良いと思ってるのか?」


「そうですね…私個人の意見としては、しっかりと勉強をしておけば関係ないかなって思ってます。ですが勉強をする時間を取れない人もいるでしょうし、対策講習を実施してもいいかと思います。」


「おっ!!生徒会長も対策講習を実施してほしいみたいだし、すぐにでも先生の方に伝えないか?」


「まぁまて。それよりも我々だけで決めない方がいいだろう。前回は参加人数が少なかったから、実施されなかったわけでしょう?一般の生徒の話も聞いてみてはどうですか?」


「この前届いた要望の中には、『事前対策をするのは良いけど、規模をそこまで大きくしないで欲しい』というのもあったぞ。確かに生徒全体の成績を挙げたりするのは大切だが、先生方にだって時間の都合がある。上手いこと調整する必要もあるし、そういう手間を考えれば実施しないというのも手なんじゃないか?」


「そこはもう先生に聞くしか無いでしょう…まぁ先生達にも用事がありますし、そんな毎回テストの度に対策講習をやらされてたら疲れちゃいますよね…」


「たしかにそのとおりだな。そしたらこの案件はどうするんですか?」


「…先生に私が取り入ってみるよ。こういった話が出たんですけど先生方はどう考えてますかって感じで聞いてみるから、後日共有する感じでいいかな?」


「もちろんです!!」


「おれもそれで構わない。」


「私もです。それで次に話さなきゃいけないことってテストの後ですよね?」


「そうです。テストが終わった後近隣住民の方々から、数回こちらに電話がかかってくるそうです。テストが終わってはしゃぐ気持ちは分からなくもないけど、昼間から周囲に迷惑がかかるような行動は控えてほしいという話でした。」


「これに関しては仕方がないと思うところもありますよね…私だってテストが終わった日はほとんど勉強してないですし…」


「俺もだな。まぁ外出するのは控えましょうっていうのを言えば良いんじゃないか?それでも減りはしないかもしれないがこちらからアプローチはしたんですという風に言えるじゃないか。」


「それもあるな。生徒会長はなにか意見あるか?」


「私からは特段言うことはないかな…まぁ外に出たい気持ちも分からなくはないからね…そこまで強く注意できないって感じがするんだよね。」


















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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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