第104話 教師による生徒へのお話し
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
先生の後をついていくと、先生はおもむろに立ち止まって俺の方を向いた。そして俺に教室の前に立っていて万が一逃げるようなことがあれば捕まえて欲しいと言ってくれた。
正直な所、あんなにがたいが良い人たちのことを止めることは出来ないと思うしなんなら、俺が止めなくたって学校に登校したらそのまま話をすることも出来るだろうし…いらないんじゃないかな?
と思っていたが、もう一人ついてきた先生も教室の中に入るようだった。おそらくは教室の中に入って先に入った先生と一緒に説教するつもりなのだろう。
もう一人の先生が教室に入っていくのを尻目に俺は、妹に連絡をすることにした。さっきは三十分で終わるとか言ったのに結局1時間以上かかりそうだ…これだったら生徒会の仕事を頼まれた時に用事があるので…って感じで断ればよかったな…正直判断ミスをした感じが歪めない…
先生たちが教室に入ってから数十分が経過しただろうか…中からは今も怒鳴り声が聞こえてくる。扉越しに聞こえてる声には『酒』や『タバコ』といった単語も聞こえてくる。
俺が中にはいったときにはそんな匂いはしなかったんだけどな…もしかして生徒会のメンバーが放課後に教室を見回っているのを知っていたのか?もしそうだとしたら、あえて見回りで注意をさせることで意識の外に追いやることも可能かもしれないけど…
でも学校でタバコを吸ったり、酒を飲んだりするかなぁ…匂いだって残ってしまうし、何よりも学校で吸ったり酒を飲んだりする必要はないと思うんだけど…
もちろん未成年なのに酒を飲んだりタバコを吸ったりするのは駄目だけど、学校じゃなくて家じゃないかな…でも家だと家族の目があるのかなぁ…
俺がそんな感じで悩んでいると、中から先生二人と教室の中に居た生徒3人が出てきた。
俺が先程教室に入ったときには二人しか居なかったのに…どういうことだ?
俺の疑問は予想よりも早く解決した。なぜなら先生が俺に説明してくれたからだ。
「あいつらのこと教えてくれて助かったわ…あいつらは校長や教頭と会議した後に退学処分を下すことになるけど構わないな。」
「俺にそんなことを言わなくて良いんですよ。俺はただの一介の生徒ですから。」
「いや発見者にはこういった事を言っておいたほうが良いと思ってな!!あっはっは!!」
「そうですか…ちなみになんですけど、あいつら教室で何をやってたんですか?」
「…ここだけの話なんだがな、酒と煙草だ。冴橋が入ったときには匂いとかしなかったのか?」
「いえ…全くしませんでした。俺が気づかなかっただけなのかもしれませんけど、タバコを吸っていたり、アルコールを飲んでいれば彼らの表情だったり態度も大きく変化すると思います。普段から色んな人を見てましたけど、彼らは普段は比較的落ち着いてる印象があったので若干怪しんではいましたけど…」
「なるほど…ちなみに視認できたのは何人だ?」
「二人です。正直三人出てきたのにびっくりしました。どうして三人出てきたんでしょうか?」
「聞いたんだがな…お前が来ていたタイミングでちょうどトイレに行っていたらしいんだ。なんでもお前が教室に入ってきたタイミングで前のドアには待機していたらしいんだけど、出るタイミングで入れ替わるようにして入ったらしい。」
「なるほど…そういうことだったんですね。」
「まぁ…そんなに気にしなくて大丈夫だからな。」
「特に気にしてませんよ。ただ学校のほうが心配です。」
「どういうことだ?」
「いえ…やっぱり未成年での飲酒と喫煙でしょう?下手に噂が広がったりしたら大変なことになるんじゃないかって思って…」
「そこは心配するな!!俺たち先生がしっかりとやっておくから安心して学校生活を送ってくれ。」
「ありがとうございます。それじゃあ失礼しますね?」
「おう。生徒会の方には俺の方から一報入れておくから大丈夫だぞ!!」
この先生は結構いい人だな…何かあればこの人を頼っても良いかもしれないな。
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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