第103話 放課後の一時
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
「先程の話は先生の方に報告させていただきます。俺がこの目で見たんだから言い訳はできないぞ?」
「はっ!!だから生徒会に入っていないやつに注意された所で関係ないって言ってるだろ!!そもそもお前は何様のつもりでここに来てんだ?ここは俺たちの場所なんだよ。」
「ここは学校の所有物です。すくなくともあなた達の所有物ではないです。それにあなた達は放課後ここに残って何をしているんですか?テストの話以外にもなにかしてはいけないことをしているんじゃないですか?」
「なんのことだか分からねぇな!!とにかく帰れよ。俺たちはここをまだ使うんだからさ!!」
「そうだそうだ!!俺たちの邪魔をするな!!」
「あのですね…放課後に教室を使うなとは言いませんよ?ですけど、限度っていうものがあります。こんなに教室の中を荒らして…」
「もとの位置に戻したり片付けたりしているんだから良いだろうよ!!それに多少変わってたりしても、俺等クラスメイトだから笑って許してくれるさ!!」
「そのとおりだ。俺たちはクラスメイトだ。仲間がやったことを批判せずに認めてあげるのが正しいはずだ。」
「はぁ…言ってることが良く分かりませんけど、とにかく校門が閉まる前には出てくださいね?あなた達がでないと保護者にも迷惑がかかるのでね。」
「ちっ!!偉そうに説教たれやがって…お前は俺らの父親かよ!!」
「きっしょいなぁ…」
「別に俺の事を変に言ってくれても構いませんけど、学校の規則は守ってください。学校の規則を守った上で放課後に教室を使ったりするのは大いに構いませんけどね。」
「だからお前は何様だよ!!」
「もうよそうぜ?こいつになにか言っても無駄だ。続けようぜ?」
「そうだな!!それじゃあさっさと帰ってもらって良いかな?」
俺は彼らに追い出されるように教室を後にした。俺はその足で職員室に向かった。一年生の教室は一階だから、階段を再び登る必要がある。
階段を登り、第一職員室に向かう…第二職員室は、クラスを持っていない先生たちが居る所で、クラスを持っている先生たちは第一職員室に居るのだ。
「失礼します。一年の冴橋です。」
「おうどうした?」
「現在校舎内の見回りを生徒会の人に任されてやってたのですが…途中でテスト問題の共有をしていた生徒を見つけました。その件でどうするのか判断を仰ぎたくて…」
「わかった。ちなみにどの教室だ?」
「5組の教室です。生徒の名前はわからないです。」
「良く教えてくれた。助かったよ。」
「いえいえ…任されたこととは言え、役目をまっとうしないわけにはいきませんから。」
「そう言ってくれると嬉しいね…それじゃあちょっとついてきてくれるかな?5組の担任の先生も連れてくるからちょっとだけ待ってて。」
「あっはい。」
俺はその場で数分待機していた。そして数分すると5組の担任の先生がやってきた。
「いや〜本当に教えてくれてありがとう。お陰で成績を下げたりして調整しなくちゃいけない生徒が特定できたよ。」
「それは良かったです。」
「それじゃあ行こうか。ちなみに何だけど、教室でテストの問題の共有以外についてもなにか話してなかった?」
「聞こえなかったのではっきりとは…ですが、教室中を荒らしてた気がします。」
「あ〜わかった。あいつらにはきつく言っておかないとな。」
「あはは…先生も程々にしてくださいよ?先生のことが怖いって前に相談を受けたこともあるんですよ?」
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今日も見てくれてありがとうございます!!
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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