第98話 鏡夜の説得?(他視点)
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
俺は実くんと別れた後、霧雨に接触するために様々な方法を考えた。普通に呼び出しても本題に入る前に話を逸らされたりするかもしれないし…どうするべきか…
そこで俺は彼女にわざとぶつかるふりをして手紙を渡すことにした。手紙の内容は、君と一つ冴橋くんについて話がしたいというものだった。彼女が俺の話に乗ってくれるかは若干賭けだったが、成功したようだった。
俺が指定した場所につくと既にそこには霧雨さんが居た。実くんは彼女のことを嫌っているけど心から嫌いにはなれていないような気もするな…
俺はそんな事を考えながらも、彼女に話しかけた…
「やぁ…こうやって二人で話すのは初めてだね?自己紹介した時に名前を聞いていると思うけど、鏡夜って言うんだ。鏡夜って呼んでくれていいよ?」
「わかったわ。それじゃあ鏡夜…貴方と実くんの関係を教えてくれない?私前々から気になってたのよね…」
「こちらからも後で質問させてもらうけどそれでも良いかな?それでも良いんだったら…君の質問に答えるよ。」
「もちろんよ…貴方の持ってる情報と私が持ってる情報を交換しましょう?」
「それじゃあ君の質問に答えるとするよ…まずは彼との関係だよね?彼とは病院であったんだ。」
「病院で会ったの?実くんってなにか病気を抱えてたりするの?」
「いや…彼はこの学校に入学する前に事故にあっているんだ。その時の事故が原因で入院していたみたいなんだよ…」
「へぇ〜実くんがそんな事になっていたなんて…ちなみにその事故って…車とか?」
「良くわかったね。彼の両親と一緒に中学校の卒業祝いと高校の入学祝いでドライブに行ったらしいんだ…そのドライブの最中で…」
「事故に巻き込まれちゃったってわけね…そんな事なんで言ってくれなかったのかしら?」
「人には言いたくなかったんじゃないかな?」
「でもそれじゃあなんで貴方には言ってくれたんだろう…疑問だわ。」
「そうだね…まぁ次は俺の質問に答えてもらうよ?」
「どうぞ…答えられないものもあるかもしれないけどそれは許してね?」
「もちろんだ。答えられないものを強要することはないからね…」
「それじゃあ質問を教えて?」
「…彼はこの学校に来てからどんな事をしていたんだ?」
「そうね…クラスに比較的馴染んでいたとは思うわ。それにイジメられるような事はされていないと思うし…なにも変なことはしていなかったと思うわ。」
「ふ〜ん…まぁそんな彼のことを君は騙してたってことか。」
「…」
「まぁこの場ではそれ以上追求することはないから安心してくれ。それで?君は実くんのことをどう思ってるんだ?」
「私は実くんのことが好きなの…どうすれば実くんは私のことを振り向いてくれると思う?」
「そうだな〜実くんを振り向かせるんだったら必要以上に話しかけるのは辞めたほうが良いんじゃないかな?」
「そうなのかな…でも私はお互いに話をしてこそだとおもうの…」
「でもそれをされて嫌だと感じる人もいるよ?だから変に話しかけないほうが良いんじゃないかな…」
「でも…」
「ついこの前霧雨が話しかけてくるのが辛いって言ってたんだ…ここは一つ彼の気持ちを尊重してみてくれないかな?」
「…わかったわ。ちょっと話をしてみるの控えてみるわ…」
「そうしよう。もし話をしたくなったら俺にでも言ってくれよ。俺から伝えておいてあげるからさ。」
「ありがとう…」
さて…これで多少は信頼してもらえたかな?
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今日も見てくれてありがとうございます!!
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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