第97話 説得?それとも…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
教室につき授業の準備をしていると、鏡夜が話しかけてきた。
「おはよう実君!!」
「おはよう…」
「どうしたの?今日は朝から疲れているようだけど…もしかして彼女の事かい?」
「確かにそうではある…まぁ部分的にはそうなるかな。」
「はぁ…彼女も懲りないね?今も熱烈な視線を向けられているけど彼女に応えるつもりはないのかい?」
「無いね。そもそも昨日電話で話したからな…今月中は少なくとも話すつもりはない。」
「話をするつもりはなくても、あいつは話しかけてくると思うぞ?あいつがお前と約束をしても守りそうにはないからな。大方あいつと話すのは一月につき何回までって決めたんだろう?」
「そのとおりだけど…」
「あいつが真面目に守ると思うか?今だって俺が話しかけているから、あいつが話しかけてこないようなものじゃないか。」
「それはそうなんだけど…」
「まぁ朝のうちは俺がこうやって話せばあいつも話しかけては来ないだろう…でも今後はどうするんだ?だって朝はこうやって話して回避するとしても、昼休みだったり休み時間は話しかけられることだってあるかもしれないぞ?」
「そうだな…その時は脅すしか無いかもな…『これ以上話をするつもりなら、お前と一生話さない』って感じで言えばあいつなら下がるだろう…」
「いや…そうとも限んないんじゃないかな?人間って欲望に忠実な生き物じゃん?もし君と話がしたくてたまらなくなれば、君との関係改善を諦めてでも話をしに来るんじゃないかな?」
「そんなことあり得るのかな?一応話しては良いと言ってるんだし、それで良いんじゃないかな?」
「じゃあ一つ例え話をするとしよう…覚醒剤だったり、麻薬だったりのニュースは聞いたことがあるだろう?」
「まぁ聞いたことあるけど…それと今回の話になんの関係があるんだ?」
「まぁまぁ落ち着いてくれよ…それ以外にも、薬物乱用防止教室みたいのも聞いたことあるだろう?」
「小中高と行けば確実にやるだろうな。」
「そこでこんな説明をされなかったか?薬物を使用するごとにだんだんとその薬物に対して耐性ができてしまって一回の量がだんだんと増えていくって言う話だ。」
「まぁ聞いたことあるかも?」
「よし…じゃあそこで質問だ。今回の状況と似ていないか?君は彼女に話をする機会を与えてしまったんだろう?それを薬物に置き換えて考えてみてくれ。薬物を使用していった成れの果ては、全てを投げ売ってでも薬物を購入しようと奔走する姿だ。」
「…確かに似てはいるのかも?」
「まぁ全てが同じって言うわけじゃないけどね?君が与えたのは薬物だと思ってくれていいよ。つらい状況になっている所で幸せにしてくれるやつがいたら、自然とそいつのことを考えるようになるだろう?」
「そうなのかもしれないな…でもあんまり分からないや。」
「まぁまぁそこは置いといて…とにかくこれからどうするつもりなんだ?あいつは確実にお前と話したいと思っているはずだ。今は抑えられていても、いずれは抑えきれなくなるぞ?」
「確実に抑えきれなくなるのは目に見えてる…でもどうすればいいと思う?下手に刺激をすればそれこそ酷くなると思うんだけど…」
「そこに関してだが、俺に一つ策がある!!だから俺が良いって言うまではあいつに話しかけられても無視してくれ。出来るか?」
「出来なくはないけど…何をするつもりなんだ?」
「な〜にちょっと彼女のことを説得してやるだけだよ…変なことはしないから安心してくれ。」
俺はその言葉を聞いて少し安心した…もし霧雨に話しかけられてしまったら話てしまいそうだったからな…
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今日も見てくれてありがとうございます!!
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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