第95話 妹との約束

新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889



霧雨が電話をかけてきたので応えて見ることにした。霧雨には電話に応えた理由を今月分を消費するためと説明したが、厳密には違うのだ。


なんでも先輩いわく、俺と先輩のことを霧雨がつけている可能性が高いということだった。そして俺はつけているかどうかは分からなかったが、その真相を確かめたかったために出たのだ。


結局のところ真相は分からなかったけど、俺は確信を得た。俺と先輩の関係を聞いてきた当たり、先輩の言っていることは正しいのだろう…


「まさかあの後つけていたとは思わなかったな…これは妹にも注意しておいたほうが良いのかも…」


俺は先程まで風呂に入っていた妹に話しかけることにした。でも妹になんて説明をしようか…


俺はどう話しかけるか迷いつつも、最初は学校の話をすることでスムーズに本題に入ろうと思った。そして妹がソファーで寛いでいるのを確認した後、俺は椅子に座りながら話しかけた。


「なぁ…最近は学校どうだ?」


「別に?特段変なこともないし、テストで点が低いっていうこともないよ?テストはいつも80点以上は取っているし、問題はないと思うんだけど…」


「別に怒ったりするわけじゃないから安心して。俺にとって一番大切なんだからさ…唯一の家族だろう?怒ったりなんてしないよ。」


「…本当に怒んない?」


「怒らないよ。なに叱られると思うことでもあるの?」


「今度三者面談をしなくちゃいけないって…その用紙お兄ちゃんの名前で勝手に提出しちゃったの…」


「なるほど…三者面談ね。何時からとか分かる?」


「3時15分からのはず…もしこれないんだったら先生に言って日時変更してもらったりするから安心して。」


「いかないわけ無いだろう?さっきも言ったけど、俺はお前の兄なんだ。妹が困っているのに助けない兄はいないだろう?俺はお前のためだったらなんだってするぞ。」


「ありがとう…お兄ちゃん」


「良いんだよ。それで三者面談の内容は進路とかでいいのかな?」


「うん…」


「それだったら俺も経験したことがあるから安心しな。俺だって三者面談はずっとやってきたからね…親の前で先生に普段の学校での生活を言われるのはなかなかだよな…」


「そうだよね!!やっぱりきついよね!!」


「元気になったようで良かったよ…とにかく最近はお互いに忙しかったしここらでゆっくりするとしよう…テストのことは俺は特段心配していないし、進路のことはお前に任せることにするよ。俺と同じ学校に来てもいいし、もっと良いところに行ってくれても構わないよ。」


「良いところって…」


「俺よりも頭がいいんだからいいところに行って当然だろう?とにかく勉強頑張りなよ。」


俺は自分の中でこれから話すことの内容をまとめていた。話題が唐突に変わるから、変な内容になっていないかなど注意することがあるな…


そして妹もさっきよりかは楽しそうな表情になっていたので、話をしてしまうことにした。


「なぁ…一つだけ話がある。これだけは絶対に守ってくれないか?」


「何?お兄ちゃんが私にそういう話をしてくれるなんて嬉しいな〜私もお兄ちゃんの役に立ちたいと思ってたからね!!」


「そう言ってくれると助かる…それでその話なんだが、俺の事を訪ねてくる人がいるかも知れない…その人達が俺の事を訪ねてきても『兄はいません』って言ってくれ。出来るな?」


「…?あんまりわかんないけど、とにかくお兄ちゃんの事を訪ねてきた人には『兄はいません』って言えば良いんだね?」


「そういう事。頼んだよ?」


「わかった!!」


久しぶりに妹の楽しそうな表情を見れて心が軽くなった気がした…それにしても三者面談か…変なことが起きなければ良いけど…















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!


作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る