第94話 増長する悪意
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
私は生徒会長が実くんの家の前まで送っていったのを見て妬ましい思いをいだきながらも、そのまま生徒会長の家も特定するべく私は後をつけていった。
生徒会長は誰かと電話をしながら、帰宅をしているらしく話している声は聞こえないもののその歩いている速度がだんだんと落ちているのが目に見えてわかった。
その歩く速度にイライラしていると、いきなり振り返ったのだ。物陰に隠れていたためバレなかったものの、生徒会長は怪しがっているようだった。これ以上ついていくのはまずいと思い、自分の家に帰ることにした。
自分の家に帰ると、いつも通りの光景が広がっていた。両親は私の事を気にかけてくれて嬉しいんだけど…私が望んでいることじゃないのだ。
私が今望んでいるのは実くんとの関係改善が一番なのだ。関係改善は一応しているとはいえ、まだまだ足りないのだ…私は実くんと元の関係に戻りたいのだ。
私は不意に実くんの声が聞きたくなって電話をしてみることにした。実くんはあんまり乗り気じゃないかもしれないけど応じてくれると嬉しいな…と思っていた。
実くんは私の電話に答えてくれたのだ。私は実くんにどうして電話に答えてくれたのかを聞いてみることにした。
「ねぇ実くん…どうして私の電話に応えてくれたの?」
『俺が君の電話に答えた理由?それは今月分を消費するためだよ。君と前に約束しただろう?それを消費するためにこうやって話をしているんじゃないか…それで君は何をしてほしいんだ?』
「えっと…実くんと生徒会長の関係を知りたいな〜って思って…」
『どうして俺と生徒会長の関係を知りたいんだ?』
「いやさ…校門に一緒に来ていたじゃん?だから教えてほしいな〜って思って…」
『なるほど…確かにそれだったら説明をしてもいいかな。俺と生徒会長は端的に言えば、今後お互いの事を助け合う感じの関係になった。』
「…?」
『まぁ生徒会のことを助けるって感じかな。それ以上の関係じゃないよ。』
私は凄く安心した…生徒会長と付き合ってるんじゃないかと心配しちゃったよ…
『それで?話は終わりかな?』
「ちょっとまってよ…私はまだ話をしたいの!!」
『はぁ…まぁ良いんだけど…それで何の話をするの?』
「今度一緒に何処かに行かない?私は貴方と関係をもっと深めたいの。お願い!!」
『行くわけ無いだろう?何度も言ったが、君が俺にしたことを忘れたわけじゃないんだよ?普通に考えてみれば嘘告をしてきた女と一緒に何処かに行くわけ無いだろう?』
「それはそうなんだけど…ねぇ一回だけでいいからさ?お願い…」
『…いい加減にしてくれないかな?俺は君と好きで関わることはもう無いんだよ。そもそも君が嘘告なんてしなければよかったんだよ…もし本当に好きなら、嘘告じゃなくてしっかりと告白してくれればよかったじゃないか。』
「でも…それは罰ゲームで…」
『罰ゲームとかは関係ないんだよ…分かってくれないのかな?罰ゲームだからってしても良いことと悪いことがあるんだよ。』
「…ごめんなさい。」
『…それじゃあ』
そういって実くんは電話を切ってしまった…私はもっと話をしたかったのに残念だった…
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今日も見てくれてありがとうございます!!
皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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