第92話 帰り道の雑談
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
「はぁ〜あの子と話すのすごい疲れたわ。」
「あはは…なんか話させちゃってすみません。」
「良いの良いの。私が話すって言ったんだから、貴方が心配したりする必要はないのよ。」
「そうですか…それよりも霧雨と何を話したんですか?帰り際にあいつの表情を見ましたけど、顔が歪んでましたよ?」
「あら…彼女は怒りっぽいのかしら?それとも…私に恨みでも持っちゃったかな?」
「はぁ…元とはいえ彼女だったんですけど、先輩に迷惑かけ内容に俺からも言っておくので変なことされたら言ってください。おれからきつく言いますので…」
「そうね。多分あの子私に強い恨みを持っちゃっただろうから、今後いろんな手段で私のことを妨害してくるかもね。」
「そんな冷静で居られる理由はなんですか?恨みを買ってしまったんでしょう?ほとんど影響がないとは言え、どんな事をされるかわからないんですよ?」
「妨害なんてするには、自分から動かなくちゃいけないからある程度証拠が残ってしまうの…例えばそうね…典型的な机への落書きなんかで考えてみましょう。机への落書きを行うにはどうすればいいと思う?」
「え?そうですね…普通に考えれば、前日の放課後か当日の早朝になるのではないでしょうか?」
「そう。そしてその机への落書きをした人が仮に部活に入っていたとしたら?部活に言ってるか言ってないかとかでも分かるのよ。それに、教室には一台見えない所に防犯カメラを設置してあるの知ってた?」
「えっ防犯カメラ設置してたんですか!?」
「そうよ。まぁ私も知ったのは最近なんだけどね?もともと教員側しか知らなかったみたいなんだけど、今年度から生徒会のメンバーには説明をしようと言うことらしいわ。」
「それを俺に伝えても大丈夫なんですか?」
「えぇ大丈夫よ。信頼できる人になら話をしてもいいと言われているからね。」
「先輩は俺の事信頼してくれてるんですね。」
「信頼してるわよ?だって貴方は仕事をサボらずにやってくれたじゃない。今日のシュレッダーの件だって、最悪は業者に頼むかして直そうという話になっていたから貴方が直してくれたお陰でとても助かったの。」
「それは良かったです。話を戻すんですが、防犯カメラがあるのであれば決定的な証拠になると思うんですが…」
「そうなんだけどね…カメラには死角があるの知っているかしら?」
「もちろん知っています。監視カメラの死角はましたとかでしょうか?それと監視カメラは下に向けて設置されていることが多いでしょうし、カメラが設置されている場所よりも上に居る人物や行動は記録できないと思います。」
「そう…そこがネックなの。設置されている監視カメラはどれも中心に向けて設置されているから、その真下を撮ることは出来ないの。」
「それなら今度校長に話をして場所を変えてもらいましょう。そうすればそういう案件の解決も早くなります。」
「でも校長はね…貴方も話したことがあるかもしれないけど、あの人は決定的な理由というか…そういう理由を求めるのよ。だからしっかりと考えてから、校長に話をしにいったほうが良いわ。じゃないと門前払いされることだってありそうよ。」
「それについては俺も同感です…校長としては素晴らしい人だと思うんですけど、毎回やることに対して理由を求めるのはちょっと…って思います。」
「私と貴方は色々と似たような事をしてきたのね。これもまた縁だし、私の連絡先をあげる。」
「…メッセージアプリの方で登録しましたよ?」
「それはサブ垢よ…そして今渡したのが本垢だから、なにか連絡したいことがあったらそっちで連絡をしてきてね!!」
「とりあえずありがたく頂いておきます…」
そこから先輩と雑談をしながら帰宅した。先輩とは意外と帰る道もほとんど同じだったことにとてもびっくりした。
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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