第91話 悪いことをしている自覚がないの?(他視点)
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
「あれ?どうして生徒会長が居るんですか?生徒会のメンバーの方たちならもうとっくの昔に帰ってますけど…どうしたんですか?」
「私は貴方に用があったの。」
「奇遇ですね。私も生徒会長に話があったんですよ…どちらから先に話しますか?」
「そうね…じゃあ私から話をさせてもらおうかしら。」
「良いですよ。生徒会長が私に話したいことがあるなんて何でしょうね。」
「もしかして生徒会に招待されるとでも思ってた?それとも普段の生活についてなにか言われるとでも思った?」
「そうですね。てっきり生徒会にでも招待されると思ってました。生徒会長直々にスカウトするのはあまり聞きませんけど、そういう制度もあるというのは昔聞きました。」
「そうね。私が生徒会に入ったのも、当時の生徒会長が私のことを生徒会に入れるように他のメンバーに説明したからね。まぁお陰で生徒会長の地位に立つことが出来たし、結果的には良かったわ。」
「それは良かったですね。それで私のことを生徒会に入れるという話じゃないのなら、何の話をするつもりですか?」
「冴橋実君といえば分かるかしら?先程ここの校門に来ていたはずなんだけど…何処に行ったのか分かるかしら?」
「冴橋くんですか?来てないと思うんですけど…」
「…っぷ」
「どうかされたんですか?」
「貴方ってとっても嘘をつくのが下手くそなのね。そんなに視線をキョロキョロさせてまるで嘘でもついてますと言ってるようなものじゃない。というか下駄箱の方から来てて校門が見えないわけ無いでしょう?」
「…」
「まぁこれ以上追求するつもりはないわ。とにかく言いたいことは、これ以上彼をストーカーするのであれば生徒会長として罰しなければいけません!!先生にも相談して然るべき対処をしてもらうことになりますが…どうされますか?」
「はぁ?私が彼のことをストーカーしているですって?だったら…」
「証拠を出せとでも言うつもりですか?貴方がストーカーまがいの行動をしているのは既に把握済みです。先生からも相談を受けていたんですよ。」
「なっ…」
「先生から貴方について相談された内容を言ってあげましょうか?貴方が冴橋君につきまとうのを辞めさせるように説得をして欲しいと言われたんです。彼のことをどうしてストーカーするんですか?」
「ストーカーなんて人聞きの悪い!!私がしているのはストーカーじゃなくて、悪い女が寄り付かないようにしているだけよ。なにも悪いことはしていないわ。」
「はぁ〜先程冴橋君が難有りと言った表情で待機していたわけがわかりました。貴方は自分がやっていることを悪いことだと自覚していないんですね。」
「ストーカーは確かに悪いことだし、場合によっては罪になることだと理解してるわよ!!でも私がやってることは、悪い虫がつきまとわないようにしているだけなの!!」
「…いい加減にしなさい!!とにかく明日もう一度話しをしましょう。今日はもう遅いですからね。冴橋君も帰りましょう。」
ここで話を切り上げちゃうのは、若干残念な気がしたけど…それ以上に他のこともやらなければいけないのだ。そろそろ帰るべきだろう。
「あぁ話し合いが終わった感じですか?ありがとうございました先輩。」
「後輩の頼みを聞いてあげるのは先輩として当然だろう?私は当たり前のことをしているだけなのだ。そんな感謝される筋合いはない…」
「当たり前のことを出来る人は少ないと思います。先輩はやっぱり優しいですね。」
「…ありがと。」
褒めてくれると思わなかった…なんか霧雨さんがこっちの方をすごい見てくるけど無視しよう…
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今日も見てくれてありがとうございます!!
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
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