第90話 霧雨と生徒会長
「私と貴方は付き合ってるでしょ?」
「…全く持って理解できないんだが、どうしてそうなるのか教えてくれないか?」
「確かに私と貴方は、一度別れたかもしれない…でも私だって反省したのよ?だから私のことを許してくれてもいいじゃない。」
「俺が君のことを許す?頭でも打ったのか?」
「頭なんて打ってないわよ。それに貴方だって私のことを許したいと心の何処かで思ってるんじゃないの?」
「はぁ?嘘告してきたやつのことを許すだなんて、なんの小説だよ。普通に考えて許すわけ無いだろ?」
「嘘告したのは悪いと思ってるし反省もしてる…だから、私はここに居るのよ。」
「まてまて…結局校門の前で立っている理由は何なんだ?」
「だから〜貴方は私のことを心のなかでは許してくれてるんでしょ?だから私は貴方と関係をやり直したいと思ってるの…良いでしょ?貴方だって私みたいな美人と付き合える機会はそう多くはないと思うわよ?」
「あのな、俺が誰と付き合おうが勝手だろう…それに君が美人だと思ったことは一度もない。確かに外見上は美人に当てはまるのかもしれないけど、俺はそんな上辺だけの物に惹かれて付き合うほど甘い男じゃない。」
「私は貴方と関係をやり直したいと思ってる。その第一歩として今日一緒に帰りましょう?」
「…何決めつけてんの?自分が今までやってきたこと忘れてないんでしょ?だったらすぐにでも自分の家に帰れ!!お前のせいで周囲にも迷惑がかかったことわからないか?」
「周囲に迷惑をかけたとは思わないわ。これは貴方と私の問題よ…」
話が通じない…というかこのままだと、もっと面倒くさいことになりそうだ。さっさと帰りたいのに霧雨が邪魔をするせいで校門からも出られない…
「とにかく!!一度そこをどいてくれないか?そろそろ校門を閉めに先生が来るだろうし、そこに居たら霧雨も怒られるぞ?」
「先生に怒られるのはちょっと…」
「だったら一度どいてくれ。そうしてくれたら話は聞いてあげるから。な?」
正直話を聞いた所で無駄だと思っているけど、一応後ろには先輩もまたせているのだ。俺が校門を先に出たら、勝手に閉めたりするかもしれないし先輩に先に出てもらおう。
「先輩!!大丈夫なんで先出ちゃっててください!!」
「え?大丈夫なの?」
「大丈夫だと思います。ただ、ちょっと問題があって…」
「問題?どうしたの?」
「それがですね…霧雨っていう女子と最近話しをしなくちゃいけなくて…その女子とはもう話したくないんですけど、話さざるをえないというか…」
「…もしかしてその女子の子と、なにか問題があったの?」
「そうなんです…元々付き合っていたんですけど、嘘告だったのが分かってすぐにわかったんです。でもその後も何かと粘着されて困ってるんです。」
「う〜ん…じゃあさ、私に少し任せてくれないかな?私もその子と話をしてみたくなっちゃった。」
「話すのは辞めたほうが良いと思います。何してくるか分かりませんから…」
「まぁその女の子と話をして解決をしたほうが良いんじゃないかな?その女の子にとっても、貴方にとってもいいと思うんだけど…」
「具体的に何を話すんですか?」
「そうだね…粘着してくるんだったらその理由を聞いたりとかかな?」
先輩と霧雨が話すなんて…心配だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日も見てくれてありがとうございます!!
皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!
小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!
新作は此方です!!
謎のアプリを起動したら異世界に転移しました!!
https://kakuyomu.jp/works/16817330664057618288/episodes/16817330664065795903
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
今回の話は少し少ないですが甘く見てもらえると嬉しいです…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます