第86話 秘めたる思い?(他視点)
はぁ〜本当に久しぶりにあったから覚えててくれるか分からなかったけど、覚えててくれてよかった〜
冴橋実…両親を事故でなくしてしまい、それからは妹と共に暮らしてきたという高校生だ。彼と初めて会ったのはイジメの現場だった。
イジメの現場についた私や他の生徒会のメンバーは、その場でイジメていた人を先生と一緒に取り押さえていじめられていた人を保健室に連れて行くことになったのだ。
彼は私のことをどう思っているのかは分からないけど、少なくとも私は彼に若干の好意を抱いていた。簡単に言えば彼のような人がタイプだったのだ。
守られるよりも守りたい…そんな風に思える人は今まで居なかったし、これからも冴橋くんだけかもしれない…それに年下というところも私の心になにかグサッと来たのだ。
彼とはイジメの現場で会ってからも、何回か会ってきたけど私のことを意識してくれないのだ。生徒会の仕事をしている最中にも彼のことを考えてしまうことが多くなってきた頃だった。生徒会のメンバーである一人の女子生徒に悩みを打ち明けることにしたのだ。
彼女は『色々な人と付き合ったことがあるから、先輩のその恋も叶えますよ!!』と行ってくれた…私は自慢じゃないけど容姿はいいほうだと思っている…男子に言い寄られたことだってあるし、告白されたこともある…でも付き合いたいとは思わなかったのだ。
悩みを打ち明けてしまったのには、生徒会の男子メンバーが居なかったことが原因なのだ。たまたま男子のメンバーが全員出払ってしまっていた状況で、私以外の女子のメンバーは恋バナを始めてしまったのだ。
この人が好きだ〜とか、いやいや私はこの人がいいかな〜なんて言っている声も聞こえた。彼女たちは不意に仕事を黙々とこなしている私の方を向いてきて、聞いてきたのだ。
「先輩って付き合ったことあるんですか?もしいるなら教えてくださいよ〜」
と…私はその質問に何度も真面目に仕事をしなさいと言ったけど話を聞いてくれなかったから、仕方なく話をしたのだ。
「付き合ったことはないわよ…ただ気になっている人はいるけど…」
「気になっている人がいるんですか!?誰なのか教えてください!!」
「教えるわけ無いでしょうバカ!!」
「酷いですよ先輩〜教えてくれたって良いじゃないですか!!」
「そうですよ!!私達先輩の恋路を応援したいんですよ?先輩ももう三年生ですから、そろそろ付き合ったほうが良いんじゃないですか?」
「付き合うだなんて…無理よ」
「いいえ!!無理だなんてことはありません!!私はそう確信しています!!」
「どうして?」
「だって先輩は美人じゃないですか…それにスタイルだってめちゃくちゃ良いですし…そりゃ学校の生徒が惚れるのもわかります。でも先輩の好きな人は思いつかないな…」
「ねぇもしかしてこの前助けた生徒とか?」
「いやまさか…先輩?そんなに顔を真っ赤にしてどうしたんですか?」
「もしかして…本当に好きなんですか?」
「好きなのかは分からないの…」
「先輩!!後輩が好きだったんですね〜同学年や年上が好きなのかと思ってました。」
「年上はちょっと…」
「先輩が好きだなんて後輩も思ってないでしょうね〜私も狙っちゃおうかな?」
「駄目!!それよりも仕事するわよ!!」
「わかりました…」
自分の気持ちに素直になれば…良いのかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日も見てくれてありがとうございます!!
皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!
小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!
新作は此方です!!
謎のアプリを起動したら異世界に転移しました!!
https://kakuyomu.jp/works/16817330664057618288/episodes/16817330664065795903
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
今回の話は少し少ないですが甘く見てもらえると嬉しいです…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます