第85話 電話越しにて…

「はぁ…君と話すのは疲れるよ。」


「あはは…」


「まぁ良いや。そろそろ駅につくけど…どうするの?」


「どうするのって?」


「俺はすぐに電車に乗って帰るけど、華の女子高生だろう?遊びに行ったりするんじゃないか?」


「流石に一人で遊びに行くのは無理かな…最低でも後3人くらい欲しいところだよ。」


「なるほどね〜じゃあバイトでもしに行くか?」


「うん…家についたらすぐに出るつもり。」


「そうなんだ。体調だけは崩さないでくれよ?俺が君と帰ってることを知っている人は多いんだから、もし君が投稿しなかったら俺が責められるだろう?なんなら君の彼氏に殴られて『俺の彼女に何してんだ!!』みたいな感じで言われるのは勘弁だからさ…」


「たしかにそうだね…私が明日休んだら貴方に迷惑がかかっちゃうもんね…」


「迷惑ってほどでもないけど…苛つくのはたしかだよね。」


「とにかく明日は意地でも学校に行くから安心して!!」


「…熱とかだったら流石に来なくてもいいぞ?その場合は先生から説明があるだろうし、あいつらも決めつけては来ないさ。」


「ありがとう…冴橋って意外と優しいんだね…」


「そんなに優しくはないと思うぞ?俺はだいたいいつもこんな調子だから勘違いされるのは困る。というか俺はむしろ…いや何でもない。それじゃあそろそろお別れだ。」


「あっ…もしかして1番ホーム?」


「そうだな。俺は1番ホームだ。」


「私は8番だから反対側だね…本当はもっと話をしたかったんだけど残念…」


「まぁまた話す機会があれば話そう。そんな日が来るかはわからないけどね?」


「そんな酷いことを言わなくたっていいじゃん…」


「とにかくだ。それじゃあお疲れ様。」


「今日は付き合ってくれてありがとうね!!また一緒に帰ろうね!!」


俺は彼女のその言葉には何も返さなかった。そして学校から出された課題をこなしつつ、夜勉強をしていると電話がかかってきた。なんと電話の相手は生徒会長だった。


「もしもし?」


『急に電話をかけてごめんなさい!!明日手伝ってほしいんだけど…大丈夫?』


「今のところは大丈夫ですけど…どうかされたんですか?」


『なんでも新しく入ってきた子が間違えてデータ消しちゃったらしくて…それの復旧をしてたんだけど、どうも駄目みたいで…それで一から作るってことになったの。』


「…なるほど。それは災難でしたね…」


『だからちょっとでいいから手伝ってくれないかな〜って思って…』


「手伝うと言ったのは俺ですし、手伝いますよ。ちなみにどんな作業をすれば良いんですか?」


『できればいつもやってる生徒会の業務を手伝ってほしいかな〜って思って…大丈夫かな?』


「どんなことをいつもやっているのかは分かりませんけど、ある程度のことであれば大丈夫です。」


『本当にありがとう!!』


「いえいえ…こちらこそ生徒会の業務に携われて嬉しいですよ。」


『本当にそう思ってるのかな〜まぁ良いや!!手伝ってくれるだけでも正直ありがたいし!!』


「そうですか…それじゃあ電話を切りますね?」


『ごめんねこんな夜遅くに…電話するのめんどくさかったでしょ?』


「いえいえ…そんな事はありませんよ。生徒会長からの電話とあればなおさらです。」


その後も生徒会長と雑談を続けてしまい、気づけば時刻は22:00を回りそうになっていた。






















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今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


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新作は此方です!!

謎のアプリを起動したら異世界に転移しました!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330664057618288/episodes/16817330664065795903


冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

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時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…



今回の話は少し少ないですが甘く見てもらえると嬉しいです…

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