第41話 生徒会長視点

「…彼の事どう思う?皆の正直な感想を教えて欲しい」


「そうですね…私は特段変だとは感じませんでしたよ。別れる理由を答えたくないのは男ですからしょうがないでしょう…答えたくないものだと思いますよ?」


「いやさ、分かれる理由を教えるくらいしてくれたっていいじゃん?別に悪いことをしているわけじゃないんだし、私としては教えてくれていいと思ったんだけど…」


「そうですね…別に別れる理由を人に言う必要はないですし、問題はないと思いますよ?それに、今後彼とどう関わっていくのが良いかを考えたほうが良いのでは?」


「どういう意味かな?」


「彼は何をするかわかりませんからね…私だったら、ここにスカウトすると考えると思うな。」


「彼をここに?スカウトの条件を忘れているのか?」


「忘れてるわけ無いでしょ?ただ、常に視界で捕らえられるようにするってのはありだと思うって話。常に視界に収めていれば、何かおかしいことをしていればすぐに気づくことができるっていうわけよ。」


「たしかにな…それもありだが、わざわざ生徒会に招待する必要はないんじゃないか?」


「じゃあ何処に居させるのよ。常に視界に入れておくんだったら、生徒会に居させるのが一番楽なのよ!!」



「皆一旦落ち着いて!!とりあえず席に座って頂戴!!」


私がそう言うと立っていた彼らは渋々と座った。


「それじゃあ皆の意見を聞いた所で、私の考えも言わせて頂戴」


私の発言を聞いて、彼らは『分かりました』というふうな顔をしていた。


「私としては、生徒会に置くのは賛成です。生徒会においておけば基本的に目につく場所に居ますからね…それに、生徒会というのは注目されることが多々あります。歩いているだけで先生に声をかけられるなどの経験をしたことはあるんじゃない?」


先生に何かを頼まれると非常に断りにくい…明確な理由がない時は断らずに手伝ってしまうこともあるほどだ。


「まぁそこは置いといて、私としては賛成だ。君たちはどうしたい?彼を野放しにして問題が起きた時にその場その場で対応をするか、未然に問題を防げるように工夫するか…」


「一つ言いたいことがあります会長。」


「何?」


「前例のない事をするのはやはり認めたくありません。本来生徒会にはいるためには、生徒会選挙で入らないといけないじゃないですか。それを無視して入れるのは、反感を買う恐れがあります。先生からも事情を聞かれる可能性は高いと考えます。」


「たしかに先生に事情を聞かれる可能性は高いでしょうね。それに生徒会に入れたとすれば、生徒会選挙で入ろうと考えていた人達からの反感を買う恐れもあるでしょう。ですが、そんなことと未然に問題を防げることを天秤にかけた時、私は人々からの反感を買ってでも彼をここに入れるつもりですよ?」


「…分かりました。俺から言うことは何もありません。ただ、生徒会に入れるとしたら条件があります。」


「条件?」


「そんなに問題はないはずですよ。生徒会には居るんだから、最低限でも仕事をしてもらうって話です。それと本人の意志を尊重してくださいね?強制的に生徒会に入れたら俺らの事を憎む可能性だってあるじゃないですか。」


「たしかにそれもそうね…それじゃあとりあえず、またコンタクトを取ってくるわ」


彼を生徒会に入れれば、問題の発生を未然に防げるかも知れない…それと反感を買うのを天秤にかければ、何度も言うけど問題の発生を未然に防ぐことができる方が良いだろう…











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