第40話 生徒会長の呼び出し②
「俺があそこに居た理由は、彼女と別れるためですよ。」
「別れ話を屋上でしないでくれ…漫画や小説じゃないんだから、普通は屋上を使うことは出来ないんだぞ?」
「屋上で話すのは間違えていたかも知れませんね…そこはすみませんでした。」
「それでどうしてこんな話をしたのかと言うと、彼女を見つけたのが君たちの担任だったからなんだよ。」
「担任がですか?」
「そうよ。担任は泣いている彼女を見つけた後、彼女の家に送っていったようだけど…君のことを聞くなり、他の先生にも話したみたいよ?これからどうするつもりなの?」
「屋上に侵入した程度ですから…よくて一時的な停学処分でしょうし、特に問題はありませんね。俺は自分がしなくちゃいけないことをしただけですから。」
「分かりました。屋上に侵入した理由は把握しました。しかし、一つ気になることがあります。」
「なんですか?」
「彼女は君と別れたくないとずっと叫んでいたそうだ。正直私には彼女がなにか悪いことをしたとは思えないんだが…君には別れるだけの理由があったのか?」
「まぁそうですね。彼女と別れるだけの理由はありますよ。だから別れたんじゃないですか…」
「…できれば別れた理由も教えてもらえないだろうか?」
「そこについては説明をする必要はないと思います。これは彼女と俺の問題なので、生徒会長は関係ないと思います。」
「…それもそうか」
そうして話が終わろうと行ったタイミングで、生徒会のメンバーの一人が話し始めた。
「今回の件で処分を受けるのは、君なんですよ?もし別れるのに正当な理由があって、それを証明できるなら処分を回避できると思うんですが…説明してもらえませんか?」
「先輩は人が説明をしたくないと行っているのに、説明をさせたいんですか?俺は処分を受けると言っているんですから、問題はないでしょう?」
「しっかりとした理由があれば君は、処分を受けなくて済むんだぞ?大学の推薦とかで影響が出なくなるかも知れないじゃないか!!将来のことを考えてここで説明してはどうかな?」
「やめなさい。本人が説明を避けたがっているんだから、本人の意志を尊重するべきです。貴方は貴方で問題を起こしているでしょう?彼に注意できる立場だとは到底思えませんが…」
「いやいやあの件については、私は悪くないですから…っと私はこれから用事があるので失礼させていただきますね?大事な話の最中に抜けるのは申し訳ないと思いますが…」
彼はこの部屋から出て行ってしまった。生徒会長は彼が出ていった後、俺に向かって再度話しかけてきた。
「彼に目をつけられたらめんどくさいわよ?大丈夫そう?」
「特段問題はありません。下手なことをすれば破滅するのは彼ですから。」
「貴方の事を殴っていた彼らのようにね?」
「…そうです」
生徒会長とは意外と仲良く出来そうだ…最初は嫌なやつと思っていたけど、今はそんなに気にしていないかな…
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