第39話 生徒会長の呼び出し
ようやくあいつの苦しんだ表情を見ることが出来た!!頼れる人がほとんど居ない状況になった所で、唯一信じてた人にも裏切られる…我ながら完璧だったな…
さて、これから警戒しなくちゃいけないのは、彼女の言う事なら何でも従うであろうファンクラブみたいな奴らだ…もし、彼女が泣いているのを見つけたらどんな手段を用いてでも原因を特定して、俺に話しかけてくるかも知れない…そうなる前にあいつらには破滅してもらわないと…
でも、彼らは犯罪行為をしているわけじゃない…人のことを殴ったり、財布を盗ったりするような奴らではないから俺からするとたちが悪い連中だ…
まぁそう簡単には仕掛けてこないだろうし、少しはゆっくりできるだろう…
この時はそう思っていた…霧雨のことも振れたし後はゆったりとした学校生活が送れると…
あれから数日がたった。霧雨は学校に来なくなった事で、内心少し嬉しく思っていたところ、教室のドアをいきなり開けて入ってきたのは生徒会長だった。
「この教室の冴橋実は居るか?」
突然のことで教室の中に居た全員が固まっている中、徐々に俺に向けて視線が集まってくる。
「俺ですけど…どうかされましたか?」
「ひとまず生徒会室に来てほしいんだ…授業の方は出席扱いにしてくれるように取り計らってもらうから安心してくれ。」
「分かりました。」
生徒会長の後をおって教室を出た…教室からは、どうして俺が生徒会室に呼び出されているのかという話が聞こえてきた。
そして数分歩き、生徒会室に入った。そこに居たのは以前俺が殴られていた時に助けてくれた生徒会のメンバーだった。
「あの時はありがとうございました。」
俺は生徒会室に入って感謝を伝えた。助けなくても自力でなんとかすることが出来ただけに、すこし言いづらかった…
「あの時殴られていた子だったのか!!大丈夫だったか?」
「あの時の子でしたか…」
生徒会のメンバーらしき人達は、俺の事を心配するような眼差しで見ているが、それと同時にまるで俺の事を測ろうとしているかのような眼差しで見ていた。
生徒会長が席に座った後、俺も席に座らせてもらった…そして生徒会長は俺に向かって話しかけてきた。
「君はここ最近で屋上を使用したかな?」
「屋上ですか?昼休みには入っていませんが、放課後に一度入ってしまいました。」
別に何か問題になるわけじゃないし、素直に答えて大丈夫だろう…
「なるほど…まぁ君が嘘をつくような人だとは思ってなかったけど、安心したよ。それでどんな目的で屋上に入ったのかな?」
「どんな目的で入ったのか説明が必要なんですか?」
「当然だよ。生徒会として話を聞かなくちゃいけないからね。」
「なるほど…それでは目的を話せば良いんですね?」
「そのとおりだ。」
う〜ん…騙そうと思えば騙せるかも知れないけど、下手に嘘をつくと見抜かれた時に大変だから注意しないと…
「屋上に入った理由は特にありませんよ。」
「それじゃあ君は、この映像を見ても同じことが言えるのかな?」
それは防犯カメラの映像だった。
「…それは防犯カメラの映像ですか?」
「このカメラは以前に自殺防止用として設置されたんだ。そして一応教員は見ることができるようになっている。」
「それじゃあ先輩たちはどうやってその映像を入手したんです?」
「先生に許可をもらったんだよ。屋上の防犯カメラのデータが欲しいってね」
「そうですか。」
「そうだ。そこで君に説明してほしいんだけど…この女性と屋上で一体何をしたのかな?この日を最期に彼女は登校していないんだ。しっかりとした説明をしてくれるんだよね?」
「…しょうがないですね。話しますけど、一方的にどっちが悪いとか決めつけないで話を聞いてくださいよ?」
「一方的に悪いと決めつけないことは約束しよう。それじゃあ話してくれ。」
生徒会長ってめんどくさそうだな…一度決めたら、絶対に変更しないって感じがしてなんか嫌だな…
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カクヨム甲子園用の作品です!!ぜひ読んでいってください!!
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