第35話 霧雨彩

学校で保護者説明会が行われてから、数日がたった。各教室には監視カメラが設置され、生徒たちの間からも不満が出ていた。


曰く、『常に見られている気がして授業に集中することが出来ない』とか、『そもそもカメラを設置する理由は何?私達が授業中何をしているのか知りたいってことなの?』といった不満が出ていた。


中には先生に相談した生徒もいるらしく、『監視カメラを設置するのは君たちのためだ。』と言われて終わったらしい…それに、監視カメラを見ることができるのは教員と保護者のみになっているところもなかなかだった…


その気になれば、校長を含んだ全ての職員が俺等生徒のことを盗撮していたりしていてもおかしくはないだろう…これって大丈夫なのかな?


「これはまた黒川先生に相談しないとダメかな?というか、先生に不満を言っているのに改善されないのはおかしいよな…」


すでに何度も不満を行っている集団がいて、保護者会の時は納得していた保護者たちも子どもたちの反応を見て反対すると言い出したため、現在は各教室に監視カメラが設置され生徒たちからの不満があふれる学校になりつつある…


監視カメラをもしかすると起動して見ているかも知れないと思うだけで授業中に集中することができなくなるので、俺からも流石にこれはやりすぎじゃないですか?と質問したが、返答は決まって『君たちのことを思ってやった結果だ。』の一言だけだった。


結局、保護者からの批判が集まってきたことによって校長を含めた教員は対策をせざるを得なくなり、この監視カメラは撤去されることになった。各教室に監視カメラをつけるのは良いけど、保護者からの批判を考えるべきだったな…購入費なんかはどうするのか非常に気になるけどどうするんだろう?



イジメに関してはいつの間にか収まってしまったようだ。霧雨も最近は元気にしているみたいだ…


「ふぅ…先輩の方にも一応言っておいたし、これで問題は解決だな…さて、霧雨とそろそろ話すとしますか!!」


霧雨の事を助けてきたおかげか、霧雨も俺の事をよく思ってくれているだろう…まだ周りにいた人達も帰ってこないらしく、俺の所によく来るのだ。


つまりこのタイミングこそが一番良いはずだ!!頼れる人はまだほとんど居ないのに、唯一信じていた人から裏切られる…最高のシチュエーションじゃないか!!


「上手く行けば精神的にデカイダメージを与えられるだろう…メンヘラみたいになられるのだけは勘弁だけどね?」


メンヘラなんてなられたら本当に怖い…が、それを恐れて手加減した対応をするのは良くないだろう。


俺は明日、霧雨に全てを打ち明けてやるか!!これで彼女とも縁が切れる!!








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それでは深夜にお待ちしております!!ぜひ来てくださいね!!





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アンケートは本日の昼か夜にでも投稿する予定です。




若干寝ながら作成したため、誤字があるかも知れません…本当すみません


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