第36話 霧雨彩②
「霧雨…少し話があるんだけど良いか?」
「どうかしたの?」
「結構重要な話だからさ…時間を取って話したいと思ってるんだ。ダメかな?」
「全然いいよ!!何処で話したいとか希望はある?」
「そうだな…放課後に屋上来れないか?もし今日がだめなら明日でも大丈夫だけど…」
「予定は入ってるけど…実君との話の方が大切だから、大丈夫だよ!!ちなみに話の内容って何?」
「それは話す時のお楽しみだよ。それじゃあ放課後に屋上で待ってる」
「わかった…それじゃあ私体育は外で受けなくちゃいけないから、先に行ってるね?」
「わかった。」
さて…放課後になるのが待ちきれないな…授業中に集中できないのは久しぶりだ。こんな感覚になったのは実に数週間ぶりじゃないか?
放課後になるまではいつも通り、接しよう…そして放課後で一気にその顔を絶望に染めてやる!!
「来てくれてありがとう。予定があったのなら本当に明日とかでも良かったのに…」
「さっきも言ったけど、貴方と話す方が好きなの。だから予定よりも優先するの」
「そう言ってもらえるのは嬉しいね。それじゃあさっそく本題に入ろう…俺は君と別れたい。」
「え?」
「聞こえなかったのかい?俺は君と別れたいと言ったんだけど」
「どうしてそんな急に…私、貴方になにか酷いことした?知らない間に傷つけてたなら謝るわ…ごめんなさい。」
「じゃあさなんで急に別れたいって俺が言いだした理由を明確に理解してないでしょ。俺がその理由を1から説明しなくても君なら分かってくれると思ってたんだけどな…成績優秀で運動もできる完璧な君ならさ?」
「ごめんなさい…思いつかないの」
「本当に言ってる?先に行っておくけど君が俺にしたこと許すつもりはないよ。」
「どうしてなの?理由を教えてよ。私は貴方とこれからも付き合っていきたいと思ってたのにどうして…」
「嘘告」
「!!」
「俺が知らないとでも思ってるのかな?君が俺に告白したのは罰ゲームなんだもんな?」
「あぁ…」
「それと、君と今まで仲良くしてた理由はねこの状況を作り出したかったからなんだよ。君にとって頼れる人がほとんど居ない状況で、唯一いじめられてる中でも助けてくれた人が目の前から消えていく…君のような人にとって最高のシチュエーションだとは思わないか?」
「私が悪かった!!あの時罰ゲームだとは言え、強制ではなかったから断ろうと思えば断れた!!それでも断れなかった私が悪かったです」
「違う。私が求めているのは謝罪だ。君の弁明を聞きたいんじゃない。」
「…」
「まぁ謝罪して俺の目の前に一緒薄型を見せないでくれ。彼氏彼女の関係は今日で終わりだ。良いな?」
「嫌だ。私が悪いことをしたけど、もう一度だけチャンスをちょうだい…お願い」
「チャンスなんて必要あると思う?君みたいな人と俺はできるだけ関わりたくないんだよね…それに、君だって最初の方は俺のことを見向きもせずに、今じゃ退学処分を食らっている古河先輩だっけ?と付き合っていたんだろう?」
「ごめんなさい…」
「楽しかった?二股するのは?」
「もうやめて…」
「君が始めた物語だ。君が決着をつけるべきだろう?それに君のことなんてすぐに潰せるんだ。下手なことを考えたりしないでくれよ?」
そう…俺の事を貶めようとして教室で話していた内容を一部録音してあるのだ。カンニングの話もしっかり録音してあるから完璧な筈だ
今日も見てくれてありがとうございます!!
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カクヨム甲子園用の作品です!!ぜひ読んでいってください!!
細かい情報は将来的には開放する予定なので安心してください!!
それでは深夜にお待ちしております!!ぜひ来てくださいね!!
いつも見てくださりありがとうございます!!他の作品にも是非足を運んでみてください!!
皆様の意見を書いていただくアンケートのような物を今後実施していきたいと思います!!なかなか開始することが出来ずすみません…
アンケートは本日の昼か夜にでも投稿する予定です。
最近寝不足なのかも?申し訳ないのですが、深夜テンションで作成したため、誤字があるかも知れません…本当すみません
もし間違っている所があれば報告をお願いします…
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