第28話 先生との会話②
「良い子ちゃんぶるって…お前ふざけるなよ!!」
「そのとおりだろ?一つ聞きたいんだけど、君は自分の考えを押し付けているだけだろう?」
「…」
「君のことはもう頼らないことにするよ…君は自分と綺咲のことを大切にしてな?ただ、今後は気をつけないと自分のことも綺咲のことも守れないぞ?」
「…」
「黙ってるのもいいけど、君には綺咲が霧雨に近づかないようにしっかりと構ってもらえよ?そこに関してはしっかりとやってもらうからな?」
「もちろんそのつもりだ。お前なんかに言われなくても、綺咲とは上手くやるさ」
「それじゃあ後は頼んだよ」
俺は放課後の先生と話をするために、さっさと帰ることにした…彼には綺咲のことを霧雨から遠ざけて貰わないといけないからな…
「放課後になったのでよろしくお願いしますね?黒川先生」
「こちらこそよろしく…それで、なんの話があるのか教えてくれないか?」
「はい。お話というのは霧雨についてなんです。」
「なるほど…それで霧雨のことでなにか話したいことがあるんだろう?」
「霧雨がいじめられているらしいんです。なので、事態の把握をしてイジメている生徒に処罰をしてやってくれませんか?」
「イジメをされていることについてはわかった。だがしかし、君が俺に処罰を求めなくても霧雨が求めればよかったんじゃないか?」
「確かに俺が先生に言う必要はないかもしれませんが、霧雨は先生に相談したことがあると言っていました。黒川先生にではないと思うのですが、十分な対応をしていただけなかったと聞きました。そこについてはどうするつもりなのかを教えてください。」
「ふむ…その先生の名前を教えてくれればこちらから処罰をすることができる。そう言っておいてくれ。それと、俺ができるのは処罰の内容を教えるくらいだ。直接俺がすることは基本的には出来ないことくらいは分かっているだろう?」
「いくら学年主任で、経験を積んでいたとしても上層部の人間が判断することには代わりませんからね…上層部の下した判断に基本的には従うことになるでしょうし、そこについては俺も理解しているつもりです。」
「それなら良かった。とりあえず俺は校長の方に話をして見るから安心してほしいって伝えてくれ。犯人についてはこちらでも調べていくが、もし心当たりがあったら教えてくれると助かる。調査をするのも校長や教頭が筆頭で進める訳にはいかないから、職員同士で連絡を取り合いながら進める必要があるんだよ…」
「俺が知っていることであれば全てお話しましょう。俺が知っていることは大きく分けて2つあります。1つ目は先生の目がある状況では、イジメを思わせることを絶対にやらないことです。ここは一つ思い切った賭けに出たほうが良いかも知れません」
「賭けに出る?一体何をするつもりなんだ?」
「賭けと言っても別に大したことじゃありませんよ…教室のゴミ箱のとなりにでも、小型のビデオカメラを設置しておけば良いんですよ。そうすれば、事情も把握することができると思います。」
「なるほど…しかし、それは盗撮に当たるかも知れない。もしバレた時のリスクを考えれば、壊されてしまうだろう…」
「いえそれはありえません。取っている映像はイジメです。持っていかれれば困ると思っても、行動することは出来ないでしょう…なぜならすでに映像は他のものに移し替えられているからです。最悪映像じゃなくて音声だけでも問題はないはずです。」
「そんな事が可能なんだ…最近の若者は詳しくて助かるね…」
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