第25話 計画通り…⑧

さて…イジメをしている人を教えて欲しいと言われたけど、俺がいじめられているわけじゃないから、イジメの現場を見て誰かを調べるか、霧雨から話を聞けば誰かが分かるだろう…


それよりも教員の方が先だな…どうしてイジメのことを対応してくれないのか俺から話しに行こうじゃないか。霧雨が訴えてダメなら、俺からも訴えられたらどうなるのかな?




先輩と話した日の放課後、生徒が下校をする時間になった。教室からも1人また1人と生徒が帰宅していった…このクラスの担任であるあの先生は、すでに職員室に行ってしまったようだ。


「よし…この時間なら学年主任の先生がまだいるだろうし、話を聞いてもらえるだろう…そうと決まれば行動するか」


俺は学年主任が居ると考えられる、一年生の職員用の休憩室に向かった…すると予想通り学年主任の先生が居た。


「失礼します。学年主任の黒川先生いらっしゃいますか?」


「黒川先生!!呼ばれてますよ〜」


「はいはい…冴橋君どうしたんだい?」


「先生折り入って話があるんですけど…今時間大丈夫ですか?」


「この後かい?そうだな〜すまないけどこの後はすぐに帰らなくちゃいけないんだ。娘が風邪で嫁に任せっきりなんだ…すぐにでも帰って上げたいんだけど…」


「それでしたら大丈夫です。俺の話は、先生が学校に来る限り出来ますけど、娘さんの健康のほうが大切ですもんね。」


「すまない…明日の放課後に話を聞くということで大丈夫かな?重要度によるけど基本的には対処してあげよう…」


「ありがとうございます。それではお大事にしてください。」


「あぁ」


なぜだろう…先生がニヤニヤと笑っていたように見えてしまった。もしかして、どんな話か察しがついたから避けたってことか?


「…本当にあの先生の娘さんが風を引いているのだろうか?都合のいい理由をつけて、俺の話から逃げようとしているんじゃないだろうな…もし、俺の話から逃げていることが分かったら…そのことについても聞く必要があるな」


学年主任の先生に子供が居ることは知っているし、奥さんがいることも知っている…なんせ自分から全員に見せつけているからな…


あの人は基本的には生徒にも優しいことで有名だけど、特定の話をされると以上なまでに冷たくなると聞いたことがある…どんな話をされるのが嫌なのかは知らないけど注意する必要がありそうだな…


一時期、黒川先生のことが嫌いだと言っていた人から流れた根拠のない噂があった。それはこの学校の先生と抱き合っているのを見たというものだった…その噂が出ていた時の黒川先生は少々おかしかった。常に周囲の人間を睨んでいるような感じがして正直気持ち悪かった…


それに、黒川先生が噂を流したとされる生徒を退学にまで追い込んだという噂も最近はある…なぜなら黒川先生を嫌いと言っていたその生徒たちが一斉に退学させられたからだ。


このことについて校長や教頭に話を聞いてみるのも良いかも知れないな…とりあえずは明日、黒川先生と話すとするか…





今日も見てくれてありがとうございます!!


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カクヨム甲子園用の作品です!!ぜひ読んでいってください!!


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それでは深夜にお待ちしております!!ぜひ来てください!!



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