たとえ一人でも君のことを信じていたい、そんな瞬間に世界は動き出す

今どきの察しと思いやりの姿が描かれている。
言いたいことや悩みがあるなら、素直に話せれたらいいのに。

『今日からまた学校か。行きたくないなぁ』
素性がバレるようなことを呟いても大丈夫なのかしらん。

『今日は久々にカラオケ行ってきます。ちょっと楽しみ』
この一文で、主人公にはわかったのだ。
友人には、主人公以外にカラオケへと誘ってくれる仲のいい友達はクラスにいない、と。
だから「もっと周りと関り持てばいいのにな。もったいない」と思ったのだろう。