僕はこの物語を読んで、なんだかたまらない気持ちになった。
人と人の関わり合い。普通に僕らは生きて来て、たわいのない出会いをし、たわいのない会話をし、たわいのない別れをしている。大袈裟でドラマチックな出会いなんて滅多になくて、気がつけば何気ない関わり合いが幾つもあったなぁって思う。
だけど、そんなたわいのない関わり合いでも、当時の自分にとってはリアルな時間であり、そして何かが必ず心に残っている。
生きるってそういう事の積み重ねだ。
小さな思い出でも、なんだか嬉しくて忘れられない事だってある。
ささやかな優しさが、なんだか胸に染みて忘れられない事だってある。
ちょっとした笑顔が、なんだか自分を救ってくれた気がして忘れられない事だってある。
僕らはそんな関わり合いを育んで、いつの間にか時間が過ぎていく。
この物語はそんな時間を見つめて、とても優しくて、溢れるいたわりに満ちている。
だから、僕はなんだかほろりとした。
だから、強くお勧め致します。
そして、ねぇ、あるまんさん、すっごく素敵な物語を書いてくれてありがとうございます( ;∀;)
皆様も是非お読みください。宜しくお願い致します。