第3話 いちきるめ!
「全く勝てん!まだ1きるすら出来んのじゃが!?ネットで調べてみるか」
FPSゲームで勝つ方法その1。
エイム力を鍛えよう!
照準を合わせることをエイムと言います。
視点移動に慣れることによって自然に身につきます。
「なるほど。エイムはゲームしとけば大丈夫として。他になんか無いかの?」
その2
遮蔽物を使おう!
遮蔽物とはオブジェクト(岩とか)の事です。
撃ち合う際、直ぐに遮蔽物に隠れるようにすると勝率を上げれます。
「遮蔽物か!これなら意識して変えれそうじゃな!」
彼女はこの事を意識し再びゲームに臨んだ。
1時間後。彼女はいつも通り人が少なそうな街に降りた。しかし、普段は降りてこないはずの敵が居た。敵が降りた小屋の隣の民家に彼女は着地した。
「わっ!?どうすればよいのじゃ!?」
彼女は3倍程の速度でアイテムを拾い上げた。
武器1:ショットガン
武器2:サブマシンガン
頭装備:Lv1ヘルメット
アーマー:Lv2アーマー
ショットガンアモ20発
サブマシンガンアモ30発
包帯2つ
(サブマシンガンの弾が若干心もとないが、アーマーが強めだから戦いに行くのじゃ!)
こうして魔王は敵が強力な装備を手に入れる前に決着をつける事を決意した。
(足音が遠のいておる。別の家に行こうとしてるのか?)
彼女が外に出ると、予想通り敵は無防備に背中を向けて走っていた。魔王は容赦なく敵に向けてサブマシンガンを撃った。しかし、この距離ではサブマシンガンで倒し切ることが出来なかった。
「待つのじゃ!」
少女は遮蔽物を使いながら敵が入った家の元へ向かった。
(少しダメージを食らったが、撃っているという事は回復してないのでは?よし!突撃しよう!)
そう決心し、彼女は家の窓から侵入した。
(1階には居ないようじゃな。2階に行くか!)
彼女が階段を上ると、後ろからバンバンと
ピストルの音がした。
「きゃっ!?」
少女は悲鳴をあげたが、何とか振り向き、
ショットガンで反撃した。直撃はしなかったが、かなりダメージを与えた。
(わしも瀕死じゃが相手はもっと瀕死!)
魔王は横に回避しながら、もう一度射撃した。
「よし!やっと1きるじゃ!」
魔王さまはようやく1キル出来たようだ!
魔王ちゃんはFPSゲームで勝ちたい! しゅーくりーむ @syu-kuri-mu
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