人間は二度死ぬ。

人間は「生命の終わり」と「生きている人間に忘れ去られてしまう」という二度の「死」があるのだと聞いたことがある。

作者様が楠知幸氏の作品を覚えている限り、彼は「生きている」のだろうと思う。

多くの方の命を奪い、戦争が終わっても被爆した方々が健康体にもどれるはずもなく、そんな原爆を扱った作品が楠知幸氏を「生かす」のだ。

8月6日に特別な思い入れのある作者様の心に焼き付いているのならば『ヘビールースの落下』は真摯に書かれた作品なのだろう。

思い入れがある分、生半可な作品ならば作者様は嫌悪を抱くはずだから。
会ったことがなくとも、作者様と楠知幸氏の「縁」はつながっているのだろう。

もしかしたら、表面的な付き合いの知人よりももっと深い魂の部分で共鳴するものがあるのかもしれない。

個人的にこの作品は「死」と「生」について考えさせられる奥行きのある文章だと思った。

沢山の方に読んでいただきたいとコメント付きレビューをしましたが、ちょっと的外れな文章かもしれません。

不愉快でしたら削除をしてくださいませ。
以上です。
考えさせられる作品をありがとうございました。