第五章 ⑥

 美代は市道を渡り、希望台に入った。

 全力で走った。

 相田宅の前ではどうしてもそちらに気を取られてしまうが、走る速度は落とさなかった。

 腐臭は消えていた。それなのに、何もかもが黒かった。見知った風景のはずだが、まるで異界だ。そんな黒い希望台を照らすのは、やはり、異様な月である。

 美代の自宅が見えてきた。心安らぐ我が家であるはずのそれは、美代の記憶にないありさまだった。

 ほかの家々と同じ黒一色の家屋の前で、美代は立ち止まった。

 乱れる息を整えつつ、野沢家の家を見上げる

 瑛人は――幸太は、どうしているだろうか。無事でいるだろうか。

 涙があふれた。

 絶望が止まらない。

 黒一色のアプローチを進み、黒一色のドアの前に立った。

 玄関の鍵を取り出した。それは通常の鍵であり、黒くはなかった。

 鍵を持つ震える右手を、漆黒のドアへと伸ばした。鍵を鍵穴に差し込み、解錠する。

 鍵をポケットに入れた美代は、黒い雑草をさわっても問題はなかったのだ、と己を律し、思いきってドアノブを握った。

 いつもと変わらぬ感触だった。そのドアノブを、ゆっくりと手前に引く。

 ドアが開いた。家の中が漆黒の状態であるのを目にした――次の瞬間。

 どこかで爆音が鳴り響いた。 

 さらに一瞬遅れて、振動が伝わる。

 ドアノブを握ったまま、美代は肩をこわばらせ、周囲を見渡した。

 何が起きたのか、見える限りではわからない――否、風景が変わっていた。変わったというより、元に戻ったのだ。街灯が明かりを放っており、野沢家の家も含めて希望台の家々は普段のたたずまいである。灰色の夜空を見上げれば、星は見えないものの、やや欠けた見慣れた月があった。

 玄関の中を覗けば、常夜灯によって薄闇が保たれているいつもの夜の我が家だった。

 美代は急いで玄関に入り、ドアを閉じてロックした。

 靴を脱いで廊下を静かに進み、着替えもせずに二階へと向かう。

 真っ先に幸太の部屋のドアを静かに開けた。

 幸太はベッドで寝息を立てていた。異常はないようだ。先の爆音や振動に気づかなかったらしい。

 静かにドアを閉じた美代は、夫婦の寝室の前に立った。

 ドアを開けて覗くと、瑛人も寝息を立てていた。

 ――とにかく着替えなきゃ。

 美代がそう思うそばから、瑛人が寝返りを打ち、こちらに正面を向けた。

 目を覚ましたわけではない、と思いつつ、ドアを閉じようとした。

「どうした?」

 瑛人が声を出した。薄目を開けているようだった。暗がりの中だが、そんな様子が把握できた。

 動揺を見せないよう息を落ち着け、美代は言葉を探す。

「あの……」そして、すぐに言い訳を見つけた。「今ね、どこかで、どん、っていう大きな音がしたの。それでね、様子を見に行こうと思って……」

「どん?」面倒くさそうに、瑛人は声を出した。「おれはわからなかったけど、様子を見に行こうとして着替えたの? やめておけよ。たぶん気のせいだから」

 そして瑛人は、「眠くて」と言い残して目を閉じてしまった。

「うん、やめておく」

 そう返した美代は、部屋のドアを開けたまま、窓辺に寄ってカーテンをそっとめくった。

 何軒かの家で屋内照明がついていた。路上にはいくつかの人影がある。どうやら先の爆音に気づいた住人がいたようだ。

 瑛人が寝息を立てていた。

 やれることはやった――今はその感慨しかなかった。

 美代はカーテンを元に戻した。


 都道沿いの児童公園は至る所に落ち葉が散らばっていた。そよ風が吹くたびに、乾いた音を立ててそれらが地面を這い回る。水曜日の昼前――天気はよいが、人の姿は少なかった。

 ベンチに座る美代は、秋の終わりに合わせて厚手のジャケットにコットンスカートという姿だった。

 あとからやってきた朱實は、ボトムはスカンツだが、やはり肌寒いのだろう、彼女も厚手のジャケットを着用していた。二カ月ぶりに見る朱實は、元気そうだった。

 和子と落ち合ったときに腰かけた、あのベンチだった。ここ都道沿いの児童公園は人と会うのに都合のよい立地だったが、さらにこのベンチは目立つ位置にある。ゆえに美代は、このベンチを指定したのだった。

 美代は立ち上がり、朱實を出迎えた。

「遅れてすみません。わたしから誘ったのに」

 美代の前で立ち止まった朱實が、そう言った。

 先に児童公園に着いたのは美代だが、約束の時間の十五分も前に来ていた。約束の時間の十分前に到着した朱實が謝罪するのは、道理に反する。

「わたしが早かっただけよ」

 そう返して、美代は自分の左に座るよう、朱實を促した。

 美代が腰を下ろすと、朱實は一礼をして美代の左に腰を下ろし、ショルダーバッグを自分の膝の上に置いた。

「新しいアパートには、もう慣れた?」

 美代の問いに朱實ははにかむ。

「はい。ようやくなじんだ感じです」

「よかった」

 安堵した美代は、自分の膝の上のトートバッグから、一つの青い石球を取り出した。もっとも、輝いてはいない。

「これ、朱實さんのぶんね」

 言ってそれを差し出すと、朱實の顔がこわばった。

「これって、例の石ですよね?」

 朱實には、美代が体験したこと、知ったことをすべて伝えておいた。無論、この石球についてもだ。もっとも、佐々木節子にはごみ屋敷の真相について何も打ち明けていない。

「神の子の額にくっつけたやつでしょう?」

 眉を寄せつつ朱實は訊いた。

「そうかもしれないけど、違うかもしれない。どっちにしても……結界の石ね」

「どういうことなんですか?」

「あのあと……あれから一カ月くらいしてから、陣内さんの敷地へ行って見つけたんだけど、見つけたものを全部拾っちゃった。石はどれも陣内さんの家から東へ五メートル以上は離れたところに落ちていたわ。恵理さんが石に気づかないであの家を出入りしたくらいだから、距離という要素は大事なのかもしれない。……拾ったのは六個。思ったほどは多くなかった」

「その数が多いか少ないかはわかりませんが……それはともかく、あのときに使ったのとは別の石だとしてもですよ、同じ種類というか、結界の石なんでしょう? それにしては、光っていないですよ」

「あのときは、神の子が近くにいたからなのか、それとも周囲が黒一色になったからなのか……というか、普通じゃない状態だったから、そんな理由で光った」

「そうなんですか?」

「憶測だけどね」

「うーん」朱實は苦笑を浮かべた。「神の子の額にくっつけたやつかもしれないうえに、光った理由もわからないんじゃ……」

「もし神の子の額にくっつけたやつそのものなら、少なくとも効力を発揮したやつ、っていうことになるわよ」

「効力を使いきっていたりして……」言って朱實は、自分のその言葉を否定するかのように首を横に振った。「お守り、ということですね?」

「そうよ」

「じゃあ、ありがたくいただきます」

 朱實は美代から石球を受け取り、それを右手のひらに載せて軽く転がした。

「一応、佐々木さんにも一つあげたわ」

「なんて言って、あげたんですか?」

「友達からもらったお守り……いくつももらったから、お一つどうぞ、って」

「そう言っておくのが無難ですね」朱實は石球を左手でつまみ、太陽にかざした。「結界を作る石……これがごみの山の元だったなんて。陣内さんは静枝さんに言われるまま、元教団員からこれを買い取ったんでしょう?」

 そう尋ねて左手を下ろし、朱實は美代を見た。

「言われるまま、というか、二人で協力していたのよ。陣内忠志さんと中森静枝さんとの間には絆があったに違いないわ」

 恵理が智宏を使っていたのとはわけが違う。美代はそう信じていた。

「絆……」と朱實は声を漏らした。

「うん。あの二人は、きっと愛し合っていた」

「美代さんはこの前も電話でそう言っていましたけど、どうしてそう思うんですか?」

「なんとなく」

「またしても、曖昧なんですね」

 笑うと言うより、苦笑だった。

「陣内さんも亡くなってしまったし、真相はわからないままだけどね」

 事件の翌日に、陣内忠志は四階の病室から飛び下りて自害した。自宅が跡形もなく消えてしまった、と聞かされて数十分後のことだった。

 陣内宅が跡形もなく消えた事件――希望台の住人たちはその事件を「ごみ屋敷事件」と呼んだ。夜中に突然の爆音があり、そのあとで近所の住人たちが陣内宅を確認したところ、埋め戻された地下室だけを残して、地上部分の何もかもが消えていたのだ。当然ながら警察や消防の調査が入ったが、原因は今もわからないままだ。一部の専門家は爆音を理由の一つとして、「局地的なダウンバーストがあったのでは」と述べるが、当時の気象状況からしてもその説は概ね否定されている。そんなことよりも美代が納得できないのは、すでにごみ屋敷ではないのに「ごみ屋敷事件」という俗称がその事件につけられたことだった。

 もう一つ、警察が動いた事件があった。相田恵理が同じ日に失踪したことである。家族である相田智宏から捜索願が出されたが、これも未解決の状態だ。

 いずれの事件でも、警察はこの界隈の住人に聞き込みをおこない、美代や朱實、節子も未明の事件の翌日――事件から二度目の日中に事情を訊かれたが、あらかじめ口裏を合わせておいた三人は、差し障りのない言葉を返して乗りきった。節子は真相を知らないままだが、朱實は事件の当日――事件後の朝に、美代からすべてを打ち明けられている。無論、心身ともに疲弊していた朱實は、その日も仕事を休んだ。また、美代と朱實は共謀し、真相を知らない節子に対して、体調を崩した友人に朱實が付き添っていた、という話は事実だったことにしておいた。

 そして事件から二週間後に、朱實は隣町に引っ越した。美代も節子も名残惜しい気持ちを朱實に吐露したが、それでも二人とも朱實を引き止めるわけにはいかなかった。特に美代は、朱實の気持ちを理解していた。恵理に操られていたとはいえ、朱實は瑛人への思いを口にしてしまったことを気に病んでおり、美代の近くにはいられなかったのだ。

 もっとも、美代も朱實も節子も、みながそれぞれ、以降も連絡を取り合っていた。面と向き合う機会はそれぞれの都合があってなかなか得られなかったが、今回は朱實から美代に対して「真相にふれるレベルで話がしたいから」と申し出があり、節子には内緒でここで待ち合わせをしたのだ。無論、このことは、仕事に行った瑛人にも伏せてある。

「陣内さんは、どうして自殺なんてしたんでしょう?」

 悄然とした声で、朱實は尋ねた。

「自宅が消え失せてしまった……というのは、直接の原因ではないような気がする」

 言って美代は、目を細めた。

「わたしもそう思いますが、じゃあ、どうして……まさか、静枝さんがいなくなったからとか?」

「それ以外には考えられない」

 美代が断言すると、朱實は足元の地面に視線を落とした。

「人とは異なる姿になっていたとしても、陣内さんにとって静枝さんは、かけがえのない存在だった……そういうことなんでしょうね。でも、恵理さんの最期は聞きましたが、静枝さんはどうなったのか、わからないんですよね。どこかで生きているのかもしれないし。それなのに、陣内さんは静枝さんが死んだと思い込んでしまったんでしょうか? もうしそうだとすれば、わたしは、切ないです」

「静枝さんがどうなったのか、それはわたしにもわからない。でも、二人の唯一の居場所であるあの家を失ったのでは二人が一緒に暮らすことはできない……陣内さんはそう思ったのかもしれないわ。静枝さんの安否にかかわらずにね」

「愛する人と二度と会えない……」

「そうね。でも、さっきも言ったけど、真相はもうわからない」

「はい」朱實は顔を上げて美代を見た。「真相はわからない、ということで、理解しました。あともう一つ、気になっているんですが」

「何?」

「相田さんのご主人と、娘さん……志穂ちゃんのこと」

「ああ……」

 美代にとっては一番つらい問題である。

「引っ越しをした、って、この前、美代さんは電話で話していましたが」

「ええ、先週の木曜日に引っ越したの。周りの家にも黙ってね。わたしが気づいたのは、その次の日だったわ」

「どこに越したのかは、わからないんですね?」

「志穂ちゃんが転校するくらいだから、遠いところ……それくらいしかわからないの。志穂ちゃんはうちの幸太と同じクラスだったから、担任の先生に転校先を聞いたんだけど、教えてもらえなかった。あと、近所の人の話によると、相田さんのご主人、勤めていた会社を辞めたらしいわ」

「そうだったんですか」朱實は表情を曇らせた。「相田さんのご家族が住んでいたその家は、まだ買い手はつかないんですか?」

「売買の状況がどうなのか、わたしにはわからないけど、今のところは、まだ誰も住んでいないわ」

「陣内さんの家が消えて、相田さんが棲んでいた家には、まだ誰も住んでいない……なんだか、市道を挟んで寂しい状態ですね」

「ええ」

 美代が頷くと、朱實は息を大きく吸って、ゆっくりと吐いた。

「相田さんのご主人は」朱實は言った。「ずっと自我を忘れて……操られていることに気づかないまま、恵理さんに使われるだけの生活だった、って聞きましたが、もしかしたら、今では解放されて、自分の生きたいように生きることを選択して行動を取った……そうは考えられませんかね? なんというか……操られていた今までの記憶は曖昧なんだけど、急に目が覚めた、そんな感じ。それは、わたし自身の体験ですけど。あと、あんなうわさがあったから……」

 ごみ屋敷の苦情を何度も市に訴えていたのが相田智宏である、といううわさが希望台に広まったのだ。それはうわさというよりも事実であるが、もちろん、美代も朱實も他言はしていない。どうやら、市の職員の口が滑ったらしい。強制代執行を見物していた例の主婦――その甥こそが口を滑らせた張本人、という可能性も否めないが、美代にはそれを確認するすべはない。いずれにせよ、相田夫婦は自治会にも訴えるという偽装をおこなっており、これに恵理の失踪が加わって、相田家は希望台の住人の注目を浴びることになったのだ。

「そうね、うわさという理由は、大きいかもね」

 美代はそう答えるが、別の可能性も脳裏に浮かべていた。残された呪縛によって、志穂を昇華させるために拠点を変えた――。

「あ……でも、志穂ちゃんも神の血を受け継ぐ者でしたよね。しかも女の子です」

 まさかの覆しだった。

「あの家が消えてしまって、しかも、術を知る人がいないのよ。元教団員の中に術を知る人がいればそれもありえ……」

 言いよどんだ美代は、自分のうかつさを悔いた。

 見れば、朱實はうつむいて眉を寄せている。

「ごめんなさい」朱實は悄然と口にした。「調子に乗ってしまいました。余計な詮索でした」

「謝らなくていいわ。だって、実際にわたしも気になっていたんだもの」

「わたし、自分がふがいないんです。今みたいに無責任な言葉は多いし。……そう、あのときも、恵理さんに操られていたとはいえ、美代さんに失礼なことを――」

「もういい、って言ったじゃない」

 美代は朱實の言葉にかぶせた。朱實は表に出すつもりのない心奥を探られ、それを引きずり出されたのだ。彼女も被害者なのである。

「そうですけど……」

 言いよどむ朱實は、うつむいたままだ。なんとか顔を上げさせたかった。

「あのね、うちの旦那に言ったのよ。朱實さんがあなたに恋しちゃっているわよ、って。そうしたらうちの旦那、まんざらそうでもなかった」

 朱實は「えっ……」と顔を上げ、目を丸くした。

「うそよ」

「は?」

 顔を赤くしたまま、朱實は固まっていた。

「そんなこと、うちの旦那に言っていないよ」

「驚かさないでください」

 疲れたような表情で、朱實はまたしてもうつむいた。

「とにかく顔を上げなさい」

 命令口調で告げられた朱實は、紅潮した顔を美代に向けた。

「わかりました」

「まったく……そんなのを気にしていたら、いつまで経っても前に進むことができないの。話だって進まない」

「はい」

 朱實の顔から赤みが消えた。

「あれ以来」美代は仕切り直す。「妙な気配は感じないし、威圧感もないわ」

「引っ越しておいて言うのもなんですが、わたしも同じです」

 朱實の頷きに合わせて美代も頷いた。

「それに、陣内さんの家があった辺りに行っても、嫌なにおいはない。だから、青い石を拾ってくることもできた」

「でも、これですべてが終わったわけじゃないんですよね?」

 そう尋ねられて、美代は首を傾げる。

「認めたくはないけど、わたしもそう思うわ」

「本当を言うと、美代さんと会おうと思ったのは、それをはっきりとさせたかったからなんです。心の中で決着をつけないと、どうしても落ち着かなくて。だから、これで終わったのでなければどうすればよいのか、それを知りたいんです」

「そうねえ」

 心構えはあった。しかしそれは、安穏な日常との決別を意味するのだ。

「何か、思うところがあるんですか?」

 不安げに尋ねられて、美代は決断する。

「あるわよ」

「教えてください」

「戦うの」

「えっと……戦う?」

「うん」美代は頷いた。「そういう世界をわたしたちは覗いてしまったわ。この世界がそんな脅威と隣り合わせであることを、ほとんどの人が知らない。でも少なくとも、朱實さんとわたしは知ってしまった。知らないまま犠牲になる人もいるだろうけど、知ったしまったわたしたちは、それから身を守ることができると思う。自分の身や自分の家族は、自分で守るの。常に戦闘態勢でいるのよ」

「でも、どうやって? 神……っていうのを崇拝する人たちはたくさんいそうですし、まして神の子なんて現れたら……」

「自分でもまだ漠然としているんだけど、頼れそうなものはある」

 美代は言うと、朱實の左手に視線を移した。

「これ……この石……」

 自分の左手を開いた朱實が、そこに載っている石球を見つめた。

「まだそれしか思いつかないんだけどね。とにかく考えましょう。途方に暮れていてもしょうがないわ」

 美代のそんな言葉に朱實は「はい」と頷いた。

 自分の潔さには満足しているが、はたして闇の手に太刀打ちできるのか――実のところ、美代には自信などなかった。それでも、自分の家族を守りたい――否、守らなければならない。だからこそ、臆してはいられないのだ。くじけたり、隙を見せたりすれば、ものの見事に打ち負かされてしまうに違いない。

 唇を嚙み締めて、美代は空を仰いだ。

 どこまでも青い空だが、それはどこまでも冷たく、無言のまま美代を見下ろしていた。


                                     了

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ごみ屋敷の支配者 岬士郎 @sironoji

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