15 たとえ星に願えぬとしても






 ――――そうして、ルミリフィアは過去を語り終えた。


 ルミリフィア自身が抱える細かな感傷では詳しく話していない。

 だが、ファシルリルが理解していない、この世界の行き詰まりについては、伝えた。


 アウルゲルミル家の狂気。

 人々は、魔族への憎悪も、神噐信仰も、手放すことはない。


 これは、ファシルリルと決裂したあとのことだ。

 ルミリフィアは、世界を救った《勇者》として、教団のトップとして、このノインディクサの世界を見て回り、自分の選択を正しかったと思った。


 誰もが楽をしたい。

 生まれた星に、抵抗しなくていい。

 運命に流されたい。

 ただ、星に願って、叶えてもらえればいい。

 星はただ、導けばいい。


 人は、黙って女神に従っていればいい。


 

「これでわかっただろう、ファシルリル」


「ああ、わかったよ…………ルミリフィア。……キミ、相変わらず、ウジウジとうっとうしいな」


「………………、…………なに?」


「黙って聞いていれば……、人は生まれたままに? 星の導き? 本当に脳味噌の隅から隅まで女神になったのか?」


「……ちょっ、ファシルさん!?」


 すごい勢いで悪し様にまくしたてるファシルに、ナギサはびっくりした。

 

 ナギサとしてはルミリフィアの過去に、ただ同情するつもりはない。

 これはある種、ナギサのドライな面とも言えるかもしれないが、ナギサは自身もまた悲惨な過去を持つため、悲惨な過去に過剰に反応しない。


 悲劇は、どこにでもある。

 そういうこともある。


 どこか、諦めのような、世界に期待しないところがある。


 それでも、ルミリフィアの言葉の端々から、辛い思いをしたことが伝わってきて、胸が痛くなった。

 世界に諦めてる一方で、個人の傷には、強く寄り添いたいと思ってしまう。

 それがナギサだ。

 

 

 ――――だが、ファシルは違う。


 キレている。


 ギルナの時と同じ。

 ファシルは、キレると、怖い。


「キミは……ッ、昔からそうだな! できない! 無理だ! やってもいないくせにグチグチうるさいんだよ!」


 溢れ出す。

 ずっと留めていて想いが。

 どんな関係でも、同じ人間と長く付き合って不満がないなんてことは、ありえない。

 ファシルと、ルミリフィアは、確かに良好な関係だった。

 決裂するまでは、二人は互いを親友だと、家族だと、そう思っていた。


 ――――でも、近いからこそ、言えずに溜め込んだことも、たくさんある。


「できない人間のことを考慮しない理想論など無駄だと言っていることが、なぜわからない? お前は他人に求めるものが自分の基準になっていることに気づけないんだよ、いつもいつも……ッ!」


「――――できないという、根拠は?」


「お前が私に勝てないことだよ。どうせ私以外の五人も、必ずお前を否定する。無駄なんだよ! 人間は神噐を捨てられない!」


「…………くっ、はっはっはっはッ!! 言ったなあッ!? ルミリフィア! 勝てないと、そう言ったな!?」


 突然笑い出すファシル。

 ルミリフィアの表情が、より険しくなる。

 憎悪が滲んだ瞳で、ファシルを睨みつける。


「……なにが可笑しいの? 本当……、そういう偉そうなところ、昔から死ぬほど嫌いだった……!!」


「私も、キミの後ろ向きさにはうんざりさせられたよ。……でもね、ルミリフィア。人は変われるんだよ。キミも変われた。強くなれた。どこまでも強くなれる。運命? 生まれた星? 女神の意志? クソ食らえだ!」



「…………なら、そっちの根拠は? 私は、もう変われない。進めない。人は、生まれたままに、運命に従うべき。人は変われる? ……なら、神噐に勝てる?」


 ルミリフィアは、変われた。

 ファシルが、変えてくれた。

 でも、ファシルが壊したのだ。

 嘘を、ついたから。

 それだけではないけれど……。

 それでも――――、もうルミリフィアは、なにも信じることなんて、できないから。


 対して。

 ファシルは、大きく息を吸い込み、

 高らかに、宣言する。


「――――ここに、ナギサ・ハバキリがいるだろうがっ! 女神どころか、七つの神すべてに見捨てられた! どの星のもとにもいないまま、神噐を越えた彼女が、このクソみたいな世界を変えるんだよッ!」


「………………え!?」


 ナギサは、話をちゃんと聞いていたのにびっくりした。


 どうやら、自分は世界を変えることになっているらしい。




「――――できるよね、ナギサ!?」


「――――できますッッッッ!!!!!」


 勝てばいいのなら、できると思った。


 勝てるとファシルが信じてくれるのならば、なんだって。


「…………もう、いい」


 刹那、ルミリフィアは剣を振り抜く。

 剣が蛇のごとく伸びてきた、ファシルを襲う。


 ――――『銀』の剣は、吸血鬼特効。

 霊体のファシルすら、致命となる。

 物理透過も無効化し、霊体を切断・浄化する。


 ナギサは伸びてきた剣を弾きながら、叫ぶ。


「ルミリフィアさん! 次は、わたしと、お話しましょう!」


「…………あなたを斬って、ファシルリルを黙らせる」


 常人を一秒に十回斬殺できる剣を防ぎながら、ナギサは続ける。


「ルミリフィアさんは、ファシルさんが大好きなんですよね!?」


「昔はね。もう違う」



 ナギサだけが、ルミリフィアの隠してしまう本音をわかる。

 ファシルは知らない。

 あの絵本を、すべて読んでないから。

 ルミリフィアの迷いを、知らないから。



 ――――『月光とひまわり』。


 ひまわりのサンちゃんと、オオカミのリルちゃん。

 二つの種族は、憎み合っている。


 かつて、オオカミはひまわりを食い尽くした。


 別々に暮らした方がいい。

 それが、オオカミのリルちゃんの、結論だった。

 オオカミは、すべてを喰らい尽くしてしまうから。


 ――――あのお話は、二人の道が分かれたところで終わりではない。


 サンちゃんは、諦めなかった。

 その身がボロボロになっても、食われても、リルちゃんのいる夜の世界を旅した。

 


 同じだと思った。

 ファシルも、ルミリフィアも、ギルナだって、大切な人にわかってもらえなくても、それでも、大切な人を、守ろうとしている。


 すれ違っても、傷ついても。


 怖くなったって、それでも。

 

 

 何度、怖くなったって。




 ――――ナギサは、ふと、思う。



 …………学校、……本当に、来てよかったな。


 ファシルさんに会えた。

 ギルナちゃんに会えた。

 みんな同じ。

 みんな怖いって、わかった。

 

 わたしも、ルミリフィアさんも、みんな、何かが怖い。

 

 立ち向かったり、遠ざけたり、遠回りしたり。


 怖かった。

 でも、知らないままのほうが、もっと怖かった。

 自分が怖いこと。

 誰かの怖いこと。

 知らんぷりしてるなんて、できなかった。


 ルミリフィアさんは、今、目をそむけたいと思ってる。

 もう知らないって、そう思い込もうとしてる。

 見たくないって。

 でも、それでも。

 ずっとずっと、逃げてきて、怖くて、なにも見たくないって、いつも、目をそらして…………。

 なにも見たくない、

 誰にも見られたくないって。


 ファシルさんに出会う前は、弱かった、わたしだけど…………!!


 

 ――――――わたしは、まっすぐ、ルミリフィアさんを、見つめたい。




「…………ルミリフィアさん、勝負ですッ!」


「――――平和の礎として、ここで散って」




 駆け出すナギサ。

 応じるルミリフィア。


 神噐使いの戦闘は、《魔剣》によって決着する。


 ファシルの魔剣。

 氷結能力を全開にし、相手の剣と接触した瞬間に、相手を凍てつかせる。


 なぜ、これがルミリフィアに破られたのか?


 剣術における一つの奥義として、『切り落とし』という技術がある。


 単純に説明すれば、相手の剣に、同じ軌道の剣を当てれば、相手の剣を弾いて、一方的に斬ることができる、というものだ。

 まったく同じ軌跡で刃をぶつける。

 この場合、『後出し』できた方が、カウンターで勝利することになる。


 つまり、先に手を出したほうが負ける。


 後出しこそが、勝利条件。

 

 ただ、『後出し』に拘って、剣が鈍れば、それでも弾きあう力で負けてしまうだろう。

 同程度の太刀筋の上で、どちらが先に動くかの読み合い。

 極限まで互いの実力が拮抗した際に発生する、駆け引き。


 ファシルの魔剣が優れるのは、この部分にもある。


 ファシルは、剣速が鈍ったとしても、氷結させられる以上は、剣が触れあえば勝てるのだ。


 ――――つまり、『切り落とし』の駆け引きである、と相手が判断した時点で、ファシルの勝ちは確定する。

 

 ファシルは、両者が優れている程に、勝利の可能性が高まるのだ。


 ――――だが、ルミリフィアの魔剣は、この方程式を越える。



 ルミリフィアの魔剣。

 《イルミール・グレイプニル》。


 ルミリフィアは、女神の生まれ変わりと言われるほどの、神噐への適正と、魔紋を持つ。


 《土》の属性の極点。

 大地のあらゆる鉱物を操作する、金属操作。


 それを、剣に適用すれば、どうなるか?






 かくして、誕生するのは――――



 ――――剣術という概念に対して、新たに君臨する支配者だ。






 確かに、ファシルの魔剣は剣の術理を覆していた。

 だが、ルミリフィアの魔剣はその上をいく。


 ルミリフィアは、剣のスイングスピードを変えずに、相手の剣を避けるように、自身の剣を分割するという操作ができる。


 剣が、割ける。


 馬鹿馬鹿しい例えだが、斧を振り下ろす前に割れている薪に、刃が触れることはない。

 

 ファシルの『氷結』など、なんの意味もない。

 剣が触れないのなら、氷結の干渉力が発揮される前に、ファシルはもう斬られている。


 ――――防御不可能の、一閃。


 


 ルミリフィアがこれを編み出す前は、ファシルが人類の頂点であった。

 そのファシルを倒し、人類の頂点に立つために編み出した神業。

 

 その身を引き裂かれ、大地となった女神、イルミール。

 氷の神獣であった狼の首を繋いだ鎖の名、グレイプニル。


 その名を与えた魔剣こそが、最強。


 女神がルミリフィア自身。

 そしてファシルの神器の素材となったは、神獣である氷狼。

 

 どこまでも皮肉な名を持つ《魔剣》であった。


 ――――しかし、ルミリフィアは、まだ知らない。


 ナギサ・ハバキリにもまた、《魔剣》があることを。


 

 《フツシミタマ・星凪ホシナギ》。


 星が凪ぐ。

 星の海。

 波のない、凪の海。

 夜空を海と見立て、その海が凪ぐとは、どういうことか。


 星の凪いだ夜。









 星が見えない夜だとしても。






 それでも――――――、





「…………《星凪一閃》」



 ルミリフィアから、鮮血が散った。










 

 ――ナギサの剣速は、人類最速。

 であれば、ナギサの剣を避けることは、その時点で速度の勝負で負ける。


 ルミリフィアの防御不可能の一閃。

 しかし、ナギサは、先に斬ってしまえばいいのだから、防御などする必要がない。


 星の凪いだ夜を引き裂く、流星。


 それが、ナギサの一閃。


 



 □






 ルミリフィアは、斬られるその瞬間。

 

 

 ――――その輝きを、美しいと思ってしまった。


 星を美しいと思うことすらわからない頃に見た、あの牢獄の星のように。



 …………綺麗……。



 るーちゃんのこと、だいすきだった。

 憧れてた。

 近づきたかった。


 私を、知らないところで連れて行ってくれる。

 手を、引いてくれる。

 導いてくれる、星だったんだ。

 

 でも。


 …………るーちゃんの、嫌いなところ。


 るーちゃんは、星にお願いするのが嫌いだった。

 知らない何かや、神様や、おまじないが、嫌いだった。


 自分の力で、叶えるから。


 ………………それは、本当、嫌い。


 嫌い、嫌い、嫌い。


 いつも、いつも……、私より、先にいくところが、嫌い!!


 …………それはナギサさんも、同じ。






 星に願わず、生まれた星のもとを歩まずに。

 

 星になれる人が、本当に……大嫌い。








 でも、いいなあ…………。

 できないよ……。

 私には無理だよ……。


 綺麗だなあ……。


 なれるかな……私も……。



 ねえ、ミーティア……。

 あなたも名前も、綺麗だよ。

 あの日、あなたの赤い瞳を貫いた時から、もうおかしかったのかな。

 私は、壊れてたのかな。

 

 るーちゃんの前でゲロ吐いちゃった時よりも、もっと前から、最初から。

 私は……、本当に、ずっとダメだなあ…………。

 









 私の名前を綺麗だと言ってくれた吸血鬼の少女の名。


 その意味は、『流星』。










 □




「…………終わりだな。ルミリフィア、この決闘裁判の、結果ムぐぁッ……」


 倒れたルミリフィアを見下しながら、ファシルが冷たく言葉を紡ぐと、

 ナギサの手に、口を塞がれた。


「ファシルさん、こわい顔しないでください」

「…………むう…………」


「……あの、ルミリフィアさん。ファシルさんに、言いたいこと、ありますよね?」








「…………るーちゃん…………なんで、わたしの血は、吸ってくれなかったの?」




 

 ずっと、怖くて聞けなかった。

 ファシルを『汚い』と、そう思ってると。

 ファシルにはもう、そう勘違いされていて。

 それを誤解だと言い切るには、ルミリフィアの抱えた歪みは、大きすぎた。

 

 だって本当に、見たくない。

 吸血鬼と向き合うことは、ミーティアの目に突き立てた刃を思い出すことだから。



 でも。

 それでも。


 もしもファシルが、もっと早くルミリフィアを信じて、『吸血鬼』のことを打ち明けてくれていた……。

 そんな空想。そうやって、ファシルのせいにしてしまう想像を、繰り返してしまっていた。


 



「……それは……。……ごめん……。キミを、弱いと、決めつけていた。頼れないと……、吸血鬼であること知る、その重荷を、背負えないと……。私の罪だ……。全部、私一人で、終わらせようと……」


「……なぁんだ……。そっかぁ……。同じなんだ……」



 ファシルも、ルミリフィアも、根っこのところで、相手を信じられなかった。

 お互いに、信じきれなかった。

 お互いを、決めつけていた。


 ファシルは、ただ隠して、嘘をついているだけではなく、相手を守りたかった。

 ルミリフィアは、ただ相手を支配したいわけではなく、ファシルがこれ以上傷つくことに耐えられなかった。


「私の血は……、アウルゲルミルの、魔族を苦しめる血は、汚い……?」


「……そんなことは……」


 ファシルが言葉に迷っていると、ルミリフィアが「痛……っ!?」と声をあげた。

 

 ナギサだ。

 ナギサが、ルミリフィアの傷に指を突っ込んだ。

 

 自ら切り裂いたルミリフィアの傷から血をぬぐって、ファシルの口元に差し出してくる。





「「え…………?」」


 さすがに、ファシルとルミリフィアも、これはビビる。





 だが。


「……まあ……。……うん……、おいしいよ……」


 ナギサの指先に付着したルミリフィアの血をなめとるファシル。


「…………そう。よかった」


 素っ気なく、そう返してしまうルミリフィア。


 

 それを見届けると、ナギサは満足そうに頷いた後に、

 刀を振って血を落とし、刀身を腕で拭って鞘に納める。


 それから。

 

 大きく、伸びをしながら「ん~……っ!」と唸った後に、



「…………ああ~……楽しかったぁ…………!!」

 

 ぽかんとする二人を見て、ナギサはまた笑う。




「……二人とも、仲直りできてよかったです!」


 本当に、心の底から嬉しそうに、ナギサは笑う。




 それを見て、ルミリフィアは、


「…………そりゃ、勝てないよね」





 対して、ファシルは、


「……だろ?」





「うるさい。るーちゃんは何もしてない。私より弱いくせに偉そう」



「…………私が作った刀なんだが!? 鍛治師差別か!?」




「二人とも! ケンカは終わりですよーっ!」






 □




 決闘裁判から、数日。


 ウィスプによる中継は、音声は途切れたままだったものの、決着の瞬間は、しっかりと捉えていた。


 これにより、ルミリフィアは、ファシルの要求通り、今後はファシル側の要求に従いつつ、『七家会議』に臨むことになる。


 つまり、ヴァナルガンドとアウルゲルミルは今後、共同で、『神噐による支配』といいう今の在り方を見直す方向で、他の五つの家と交渉をするということになる。


 これから世界はどうなるのか。

 それはまだ、誰にもわからない。



 だけど。


(ナギサと一緒なら、きっと、なんとかなるさ……)



 ファシルはそうやって、希望に満ちた新しい一日を始めようとしたのだが……。




「……ぅ、ぐっ……」


 寮の食卓で、ナギサが、泣いていた。

 前にもこんなことあった。



「……そして、サンちゃんは言いました。『リルちゃんになら、食べられたっていいよ。夜の国で枯れたっていい!』。サンちゃんの想いは、止まりません」


「……うう……リルちゃん……サンちゃんの気持ちに気づいてぇぇ……」


 ルミリフィアが、ナギサに絵本を読み聞かせていた。


 地獄のような光景だった。


「…………ぅぇ~……?」


 地獄のような声を出してしまうファシルだった。


「……おい、ルミリフィア……」


「あっ!! ファシルさん、おはようございます!!」


「……なに? 今忙しいんだけど」


「ナギサ、おはよう。……なに、じゃないだろ。なんでいるんだよ」


「悪い? これから協力しないといけないんだからしょうがないでしょ? 私、あなたじゃなくてナギサさんに用があるんだけど」


「……キミは……。マジで、性格が悪くなったな……」


「誰に似たのかなぁ~……」


「……ふふっ」


 ファシルとルミリフィアの会話を聞きながら、ニコニコ笑うナギサ。


「今日も、なかよし……ですねっ!」


 仲良くない! と声を揃えるファシルとルミリフィアに、ナギサはまた満足そうに笑うのだった。




 □




 新しい日常に、ルミリフィアは思う。



 またファシルに偉そうにあれこれ言われるのは最悪だけれど。

 それでも、もう一度、人と魔族の未来を信じられるのは、嬉しかった。



 ルミリフィアは、ミーティアを魔族の領域に返して、教団の者にも、魔族と接触することを禁じた。

 そして、人と魔族をつなげようとする行為そのものを禁じてきた。


 それが、ミーティアへの償いと信じてきた。






 …………いつか、あなたに会いにいくよ、ミーティア。



 もう少しだけ、人類が、変われたとしたら。






 今度は、あなたの目を見て、謝って、ちゃんと、暗闇でないところで、お話できる気がするから。










〈  星に願えぬ夜に捧ぐ、私たちの一閃 〉


 〈 Episode1  fin  〉 



    


       


    



 

 

 


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ナギサ  ぴよ堂 @nodoame

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