大正時代。狐に憑かれた女性の嫁入りから始まる今作品。嫁ぎ先は鬼退治を生業にしている異能の家系。そこに生まれた異能を持たない人が、旦那様となる誠一郎だった。主人公も旦那様も訳アリな二人。しかも正反対の関係。主人公だけでなく、読者も不安になりながら読み進めて行くと……。夫婦の絆。叢雲家の温かさ。ハラハラドキドキの展開はありますが、ほっこりするお話でした。そんな素敵な作品を読んでみませんか?