神様目線の神様主人公物語!

 小さな可愛らしい神様が、成長してい行く過程を描いているのですが、その葛藤が人間の葛藤とは異なり、神様目線なのが新鮮に感じられました。
 多分、私達の知らないところで、このような感情が沢山生まれては消えて行くのでしょう。
 それでも、決して寂しい終わり方ではなく、ラストは爽やかに感じられます。
 時間の経過とは、案外取返しのつかないことですし、時間軸の差というものは、とても孤独を伴うものです。
 そんな中で、これは作者様の人柄なんだと思いますが、本作にも終わりには温かい救いがあります。
 神様の擬人化ではなく、本当に神様目線、それも日本の神様目線の作品です!