第2話 ゲストハウス
1月4日。"ぼく"は、高知駅から少し南に行ったところの、最近できた新築のゲストハウスに投宿していた。
隣に、「西田木材」という材木店がある。
じつは、大昔のことだが、ここの社長さんとは知り合いで、面識がある。明日会いに行く予定の”先生”とも親しくしていて、一緒に「おきゃく」といっては、バーベキューのようなことを、自社の木材の宣伝を兼ねて、やっていたはずだ。
当時は、社会保険労務士の仕事のことは良く分からなかったが、あれだけ毎日一緒に何かしているという事は、顧問先でもあるのだろう。
事務所で雇ってもらえたら、まだ顧問先になっているだろうか。だとしたら、先に”先生”に会ってから、西田社長に会ったほうが良いだろう。
明日が楽しみだ。
——しかし、このゲストハウス、ベッドと同じ階にシャワーがないのが、玉に瑕だなあ。
そんなことを考えながら、近くのセブンイレブンで買ったのり巻きを平らげて、"ぼく”は眠りについた。
豚と嘘 @nirinso
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