異世界掃除屋

鬱兎狩り

第1話 「だからお前は詰めが甘いんだよ」

部屋の中、男は窓を開け夜風に当たる。

「気持ちがいいな、それなのにお前の様な掃除屋始末屋が居なければだがな」

男はそう言って目の前に経つ掃除屋に警戒をしながら言った。

「そうかい、それじゃ掃除始末をさせて貰おうか」掃除屋は片手にハンマーを持ち、警戒をしている。

冒険者ギルド水神の花弁の狗如きが」男はそう言って掃除屋に手を向けて攻撃をした

「なっ」掃除屋はそう言うって掃除屋の首が落ちた。

掃除屋始末屋と言うがこの程度の実力とは情けない」男はそう言って掃除屋から目を離し掃除屋の死体に背を向けた。

「これで俺の脅威は消え去っ」

消え去ったと言おうとした瞬間、男は頭に強烈な痛みが走った。

「消え去ったって言おうとしたんだろ、残念だったな」首を落とされたはずの掃除屋が立っていた、男は倒れるまでの瞬間に考えた。

(首は完全に落としたはずだ、なのに何故掃除屋始末屋は怪我の一つもしていない、何故?どうして?)男は倒れ、意識が消えた、いや、

「考えるよな、首を落とし殺したはずの相手が何の怪我も無く、お前のどたまを攻撃して来るなんてよ」掃除屋はそう言って男の首をハンマーでズタボロ切り落とした、切り落とした首はズタボロである。

「やべぇ、やっちまった」掃除屋はそう言って手から灰色の煙を出し男の首に当てた、たちまち男は首だけの状態で復活をした。

「ハァハァ…なん…だ…どうして身体が…動かない……」男はパニックになっていた、掃除屋はゆっくりとタンスの中、本棚の中を開け何かを探していた、数分が経ち掃除屋は首だけの男に声を掛けた。

「なぁ、首だけの男さん訳して首男くびおとこ、アンタが冒険者ギルド俺たちと水神協会に黙って人体実験をやった書類は何処に隠したんだ?教えてくれよ」

掃除屋は首男にそう言った。

「誰が…オメェ如きに教えるかぁ」

首男は激怒をして言った、掃除屋は驚いた顔をして

「怖っ…カルシウム不足かよ」

と言った。そうこうしている間に掃除屋は人体実験をやった事が書かれた書類を見つけ出した。

首男を近くの布に包み込んで腰のベルトにくっ付けた、入口のドアを開け外に出た瞬間、視界の端から喉を切られた死体を引きずりながら男が現れた。

男はナイフを片手に持ち、そして喉を切られた死体片手持っていた、死体は引きずられ床に血がこぼれ落ちていた。

掃除屋は最初警戒をした、ナイフを持った男、ナイフ男と言うべき男が片手で引きずってる男は掃除屋ので合った。相棒を見て掃除屋は、何故なら死体は動き出し、ナイフを持った男を拳で仕留めたのだ。

「よっしゃぁぁぁ、僕の勝ちじゃぁぁぁ」

死体は死体では無くなり、人となった。

「殺した程度で死ぬと思うなよぉぉぉ、この…この…この?誰だ、誰だテメェェェエ、まぁ良いや」死体だった男は元気よく叫び、ガッツポーズを決めていた。

「まぁた、油断したのか?これで何回目だ、後輩、はぁぁ」掃除屋はため息を吐き、呆れた態度を取っていた。「これで36回ですよ、先輩、ははっはは」掃除屋はハンマーで後輩を叩いた。「痛い」後輩は叩かれた場所を触りながら痛いよぉと言っている。

「だからお前は詰めが甘いんだよ」掃除屋は部屋から出て外に出ながら自分達が居た痕跡を消しながら、冒険者ギルドに帰った。

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異世界掃除屋 鬱兎狩り @usa179

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