大人になった、かつての同級生たちが、小学校のころに体験した「学校の七不思議」を振り返る。それは、今に至るまで血を流し続ける、己の疵と向き合う冒険の始まりでもあった。他の七不思議系ホラーにはないこの独特な味、血の味とともに御賞味を。
誰しもが聞き覚えのある学校の七不思議。それを実際にやってみたといった話もよくある。しかし、この物語はそれだけでは終わらない。大人になった主人公たちの闇。リアルな描写。まさに大人の童話といえる作品だろう。