第13話「2学期、転校生」

 トオルさんとの訓練であっという間に夏休みが終わり学校に行くと何やらザワザワしてる。転校生だかが編入してくるらしい。その編入試験の成績がよくSクラスへ入るらしい。変なやつじゃなければいいけど。

 ホームルームが始まった。ホームルームで何を話していたか覚えてはいないが、ようやく転校生の紹介に入るらしい。

「リル、入れ」

扉を勢いよく開けると言うか蹴っ飛ばして破壊してきたな。嫌な予感しかしない。

「私はリル!この学校のテッペン取る女よ!速く頭張ってるやつ誰?!」

俺は寝たふりをした。なぜなら全員が俺に向かって指を指しているからだ。寝れば後ろのやつへと狙いが変わるはず。

「あれぇ?私の隣の序列一位冷酷くんことサカイくんが寝てまーす♪」

マジでノルン何してんの?何してくれてんの?やばい。やばい、面倒ごとには巻き込まれたくない!やだ!やだ!

「へぇ?お前が1番強いのか。寝てんのか?おーい、まさかビビって寝ちまったのか?…ふざけんなよ!」

やばいやばい。あいつを黙らせる方法。こちらも高圧的な態度を取ればいいのでは?

「なんだぁ?雑魚のくせに俺の睡眠を邪魔してんじゃねぇよ」

完璧これであいつも黙るはず。

「なんつった?」

「聞こえなかったか?小さいのは存在感だけじゃなく脳みそまでチビなんか?」

「殺す。決闘じゃねぇデスマッチだ!」

どうしよう。興奮させちゃった。一回叩くか?

「何ぼーっとしてんだよ!」

「うるさい」

取り敢えずビンタして壁に叩きつけた。

「せっかくの転校生なんだから戦ってあげなよぉ」

「いやだいやだ!めんどくさいのいーやーだー!」

「じゃ取り敢えずそこ試合決定で」

…先生?先生まで気が動転したのか?でもなぁ、あいつが挑んで来たんだし。そうだ!あいつを見せしめにして二度と高圧的な態度が取れないように他生徒に恐怖を植え付けよう!すれば俺は寝てるだけで学校を卒業できる。

 こう言う時に使えるスキルをゲットしておきました。テッテレー威圧ぅ。このスキルは相手にプレッシャーを与え動きを鈍くする効果がある!らしい。早速始まる。周りがザワザワしてきた。

「まじで冷酷に挑む気なの?」

「相当な自信家かバカだよ」

「あいつ死んだな」

リルが少し動揺してきた。なんで?あいつそんなに強いの?的なものだろう。

「あんた!この学校はもう私のもんになるのよ!お疲れ!今降参すれば痛い目は見ないわよ!」

「なぁ?殺し合いってどっちかが死ぬまでやるんだぞ?」

さぁ降参するか?

「上等よ!」

「言ったな?」

威圧発動!効果範囲が広すぎですあまりにも耐性がないやつは嘔吐したり倒れたりしている。

「はじめよっか」

リルを、下から上へ殴り飛ばし落ちてきた所を蹴り飛ばす。次の瞬間。ファイヤーボール!アクアスプラッシュ!二重魔法で攻撃を仕掛けてきた。なるほど。ならばこちらは、闇魔法幻術。土魔法フィールドクラッシュ、火魔法ヘルフレイム、光魔法ヴォルトスピア。四重魔法。

「え?こんなの勝てるわ…きゃー!熱い熱い熱い!終わっ…あ」

眩しすぎる。強すぎる。痛い。死ぬの?

「ゲホッゲホッ」

「選べ、死ぬか、降参するか」

「降参する!するから!もうやめて」

「くださいだろ!ふざけてんの?」

「もう…やめてください…」

「良くできました。」

疲れた。これで寝れる。寮に戻って寝よう。睡眠睡眠睡眠!




             次回「召喚魔術」

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戦闘用ロボットで異世界無双 おしゃけくん @osyakekunn

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