『空とそら』

ヒニヨル

『空とそら』

雲ひとつ無い

夏の青い空は

ジリジリ

蝉の鳴き声と相まって

容赦なく私を痛めつけてくる。


幼い頃に見上げた

なつのあおいそらは

広くて

ワクワクして

楽しい何かを秘めているようで

輝いていた。


ふと

思い立って見上げた空には

大きな入道雲。


幼い頃の記憶が

胸の奥で静かにはじけた。



     fin.









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『空とそら』 ヒニヨル @hiniyoru

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