一応こうしております、京都のお正月……。

 今回はただの雑談です~。


 鷲生は京都住まいですので、一応、お正月も京都風に迎えます。


 とはいえ、そもそも私が家事にマメではなく、クリスチャンの端くれなので歳神さんに何かしなければという宗教心も特になく。


 かといって何もしないのも……というので、とても中途半端な年越し支度をしております。


 まずは大みそかの「年越しそば」。

 京都では「にしん」をのっけます。

 甘辛くたいたニシンがレトルトで売られているので、これは早々に入手済みです。


 門松は用意しませんが、ドアに正月飾りはぶらさげます。

 ただ、京都市内をあちこち引っ越しておりますが、今住んでいるエリアはあまりお正月飾りをなさるお宅がありません。

 このエリア、わりとお年を召した方が多く、碁盤の目ほどでなくても京都に住んで長い人が多いエリアだと思うんですが……。

 逆に京大キャンパス近くで人の出入りが多い新興地域に住んでいたときの方がお飾りしているお宅が多かったですね。若い世帯でお子さんが多い方が、年中行事に熱心なのかもしれません。


 あと、百貨店に頼んでおいたお節料理とは別に鍋いっぱいの「いりどり(筑前煮)」を大みそかの晩に作ります。

 あ、材料の「こんにゃく」買うのがまだだから買っておかなきゃw


 京都と関係ないですが、年越しは我が家ではテレ東の「ジルベスターコンサート」で迎えます。今年は「チャイコフスキー作曲、交響曲第5番第4楽章」だそうな(※1)。

 毎年キャッチーな選曲で鷲生の好みなんでが(フィギュアスケートやってたので、スケートで使われそうな有名曲が好きなんですよw)、今年はクラシック通の方には良くても鷲生的にはイマイチかも……(鷲生の好みが俗っぽすぎるだけですw)


 お雑煮は「白みそ」に「丸餅」です。

 これはバッチリ京都風ですね!

 お餅はやかずに煮ます。

 お餅も野菜(金時人参と大根とか)も電子レンジを利用して柔らかくしてから、鍋で最終的に火加減を調節して、お味噌をときます。


 初詣は……クリスチャンだからというより、あーんな人混みの中に行こうっちゅー気が全く起きないので行きませんw

 北野天満宮とかすごいらしいですよ……。


 もっとも、鷲生が京都の大学生だったころは若さもあって京都での年越しにアグレッシブでしたw

 4回生で京都を離れる友人も多かったので、その年は友人の家で女子5人が集まっってお節をつくり、自転車で(!)知恩院に除夜の鐘をつきにいき、そして八坂神社の「おけら火」を貰って来たのです。


 知恩院の鐘は日本最大級であり、お坊さんがかなりアクロバティックな体勢で鐘をつく場面は、年越しのテレビで放映されることの多いものです(※2 知恩院のWebサイトで動画が見られます)。


「おけら詣り」というのは、八坂神社で縄を貰い、境内で火をもらうものです。

 途中で消えないように、その縄をぐるぐる回しながら帰宅します(※3)。


 さて。自転車で行動していた、鷲生を含む女子大生5人組。

 この後も友人宅で過ごします。


 八坂神社のある四条から、友人の下宿があった鹿ヶ谷までおけら火の灯った縄をどうするか。

 ……片手で縄をくるくる回しながら、片手でハンドル握って自転車走らせましたよw五人連れでw


 すれちがった人から「うわあ! 自転車暴走族やあ!」と呼ばれてしまったのを覚えております。


 いや。今の良識ある私は学生の頃の私につっこみたいですよ、「何をやっとんねん!」と。

 スミマセン……当時は自転車のマナーは今ほどちゃんとしておらず、鷲生も若くて向う見ずだったのです。もちろん今はそんな危険なことはしませんし、子どもにもさせません……。


 マナーというか防災というかといえば。

 ちょっと前まで「おけら火」を持ち帰る人のために、普段は火気厳禁の電車が、この日だけは持ち込みOKにしていた記憶があるのですが。

 近年はやはり禁止されているようですね。


 さて。

 皆さまも仕事納めのあとの年末年始はいかがお過ごしになられるでしょうか。


 この時期の読書に鷲生の書いたものなど如何でしょう?


 ●ちょうど「おせち料理」が登場する中編がコチラです↓

「俺と料理と彼女と家と」

 https://kakuyomu.jp/works/16817139556272180772

 料理男子君が就職して、彼女をゲットしようとしますが……というお話です。


 ●今年いっぱい公開し、お正月に非公開にする予定の中華ファンタジーがコチラです↓

「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」

 https://kakuyomu.jp/works/16817330658675837815

 年齢の割に大人びた若き女商人と無骨な禁軍将軍とが心を通わせ、後宮の謎を解くお話です。

「バカな男の相手なんかくだらない」と言い放つヒロインの変化をお楽しみいただければ……。

 分量は14万字ほど。文庫本1冊ほどです。


 ●年末年始、どっぷりと平安王朝世界に浸るのにうってつけなのがコチラ↓

「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕ヘ或ハ近衛大将ノ大詐術」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393

 来年の大河ドラマが「光る君へ」。

 同じく平安時代をモチーフにしておりますが、ファンタジーなので女武人が登場したり、イケメンの近衛大将がものすごくアクが強かったり、高貴な姫君と元野盗が手を取り合ったりとなかなか波乱万丈のストーリーです。

 後半は「一気読みしました」とのコメントも頂戴しております。ぜひぜひお越しくださいませ~。



 *****


 ※1 東急ジルベスターコンサート

 https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/23_silvester.html


 ※2 知恩院 除夜の鐘(動画あり)

 https://www.chion-in.or.jp/special/joya/


 ※3 八坂神社 おけら詣り

 https://www.yasaka-jinja.or.jp/event/shougatsu/

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