マジーク辛い!板挟み!ああでもこうやって色々な物を背負わされて苦しんでいる男が好きなんですよ(突然の性癖暴露)
しかし自国民の手で文化を破壊させるとは皇帝も残酷なことを考えますね。
このヒリヒリしたシリアスさ、本当に素晴らしいです。いやぁ名作…!
作者からの返信
結月花様
いい雰囲気になってきたな~からの板挟みです!知ってます、花さんそういう背負わされる男お好きでしょうとも……分かりますよ、なぜならわたしもそうだから……(固い握手)
ここの皇帝陛下の命令が話の肝なので、ここまでチェルデとマリアドルの確執とか、神話のこととか、芸術のこととかをしつこく書いてきたので、そのことをこのあたりを読んで「そういうことか~」となってくれればうれしいです!
語弊を恐れず言えばさらに面白くなってきた。
土地がなくとも民族が異なっても文化があれば、人はそれを拠り所にして再興の可能性があるからなぁ。民族浄化って、殺したり異民族産ませたりで増えないようにするだけじゃなくて、言語や文化を破壊することもだから。絵も音楽も文学も。
この人権が謳われる現代になってもそんなやり口はなくならないし、昔なんてそりゃなって感じですよ。
物語だからさらっと書かれてるけれどその辺考えると、マジーグってそういうサツバツ世界でやってきたはずなんだ。そんな男が気づいちゃうのアアッって感じだ。
作者からの返信
八軒さま
ありがとうございます。
ここと、次話が話の核、といいますが「この作品でやりたいこと」だったので、面白くなってきた、というご感想にほっとしております。この先もご期待に添えるといいのですが。祈ってます。
文化、って人間のよりどころだと思うんですよね。仰るとおり、民族にとってはそれは主軸で。
そう、物語だからだいぶさらっと済ませていますがマジーグは相当の殺伐世界で生きてきた人間です。そんな、汚い仕事全般に手を染めてきたような男がアネシュカと出逢うことで、立ち戻らざるを得なくなる。だけど現在の「立場」からは逃れられない。このあと、彼にはたっぷり苦悩してもらいます。そんな彼とアネシュカ、そしてファニエルはどう関わるか。
このさきもお楽しみください。
侵略した国の文化を破壊せよ、という命令くらいは下りますよねえそりゃあ……と思ったら、さらに念入りにハード展開きましたよこれ……。
さすがの容赦のなさです。
作者からの返信
いいの すけこさま
ありがとうございます!
ここがこの作品の一番核なんですよね……恋愛ファンタジーに見せかけといて、これが書きたくて書いてたわたしはやっぱり「容赦が無い」のかもしれません。
次話、ハード展開がなお具体的になっていきます。ご期待に添えるハードさであるよう祈っています。いいのさんが「えっこんなもの?」とお思いになられたら、それはそれで悔しい?ので……(業の深い物書きですね)
次話で第二章が終わります。お楽しみください!
マリアドルの皇帝のやろうとしていることは分かるけれど、あまりに残酷><;
文化を潰すということは民族の尊厳を壊すということだと思います。
アネシュカさんと心を通わせたマジーグさんにこれをやらせることがいかに残酷なのか……きっと陛下は分かっててそれでも命じているんですよね(;´・ω・)
作者からの返信
みつなつさま
ここのコメント、ほんとうに嬉しいです。
この話は主軸は恋愛ファンタジーなんですけど、それに見せかけて、人間にとっての芸術とは、とか、歴史、とくに紛争における芸術の扱い方とは、ということが書きたかったんです。
文化から潰すのは歴史上、対立する相手に人間がおこなってきたやり方としては「あるある」なんですよね。