第2話 幼馴染と二度寝する
幼馴染 中宮みく 視点
私には真琴くんという幼馴染がいる。
彼はとてもかっこよくて男性では珍しく、
女性にとても優しいのだ。
私はそんな彼のことが小さい頃から好きで
将来結婚したいと思っている。
そんな私の毎朝の楽しみは真琴を起こしに
行くことだ。毎朝かっこいいし、かわいい
彼の寝顔を見られて幸せだ。
「まこと朝だよ〜」
「起きて〜」
真琴はまだすやすや寝ている。
彼はいつもなかなか起きないのだ。
「まこと〜起きなさいよ〜」
今度は少し大きめの声で言ってみる。
「う〜ん、、、」
真琴が少し目を開ける。
(よし、起きたかな。今日もかっこいなぁ
愛してるぞー!!!)
そんなことを思っていると真琴が眠たそう
な顔のまま、とんでもないことを私に言っ
てきた。
「みぃくぅ~ まだ眠いからぁ、一緒に二度寝
しよぉ?」
…………………ん?
私は少し思考停止してしまった。
今、〔一緒に寝よう〕って言った?
ソレハホントカナ?
私は動揺しつつも、真琴に確認することに
した。
「え、……いいの?」と、聞くと…
「いぃよぉ」と、布団をめくって、ここに
おいでよと言わんばかりに誘ってくる。
「えっと、………じゃっ、じゃあ失礼しま
す……」
私はこんなチャンスもう二度と来ないかも
しれないと思い、緊張しながら真琴の布団
の中に入った。
入った瞬間、私は真琴の匂いに包まれた。
………ほぅ、これはなかなかやばいな。
隣に好きな人が寝ているし、布団の匂いは
その人の匂いで溢れているし、なんかもう
やばかった。
本当は真琴の顔を見たいけど、恥ずかしくて
私は後ろを向いていた。
すると突然真琴が後ろから抱きついてき
た。
……………………へ?
さらには
「みくぅ〜しゅき〜」
…………………………………ほへ?
真琴が私にハグしてきて好きだと言ってき
たのだ。
(……へえぇぇぇ!!!!!真琴が私のこ
と好きって、しかもハグされて………)
(やばい、、幸せすぎて顔が熱いしニヤニ
ヤが止まらないよ〜)
そんなことを思っていると頭の後ろから
寝息が聞こえてくる。
(真琴、寝たかな?)
真琴はスヤスヤ寝ているようだ。
(まぁ寝ぼけてたんだろうけど幸せな気持
ちになったからいっか)
「えへ……えへへ……まことぉ🖤」
私は幸せに包まれながら眠りについた。
コミュ障な俺は貞操逆転、男女比1:10な世界で頑張って美少女達とラブコメします @rakuma0604
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