1章目書いてないけど『間話』



とある賑やかな街の路地裏。

怪しい格好の少年と猫が歩きながら何か話している。


少年はふと、歩いている街の人間を見て思った。

(幸せ者ってこういう人たちを指すのかなぁ?)(ん゙ー、分からん。まぁ俺には関係ないか。なんせ、これからあの”幸せ“を壊しに行くんだから。ククッ。楽しみだなぁ〜)


....おい.‥.ス!ランス!おい!聞こえておるのか! (´Д`)ハァ…全く…これだからっと

バチーン!!!!


辺りにいい音が響き渡る。


「ン〜?あぐぅっ!」


猫が勢いよく飛び上がり、少年の頬に強烈な肉球ビンタをお見舞いしたのだ。


「おい!ランス!何をボーッとしとる!さっさと行くぞ。」

「痛いなぁー。これ絶対顔赤くなってるって。そもそも御主人様に向かってビンタすんなよ。もっと他の方法あるだろ」

「そんなの知らんわ!ボケっとしとるおぬしが悪い」

「何だとっ!!もう一回言っててみろ。お前をポーションの実験材料にしてやるからな。」

「あ!ちょっ 待てっ!」


˗ˏˋ いでよ我が相棒!! ˎˊ˗ 


怒った少年は魔法を発動させ、箒を取り出し跨った。使い魔も慌ててしがみついてくる。


 ˗ˏˋ ブースト全開! ˎˊ˗


そう心で唱えると猫を振り落とす気満々で少年は青空へと飛び去っていった。

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機密の花園 ~スパイス・ハート~ からあげホイホイ @utakataNOkoubou

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