このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（244文字）

それぞれがトラウマを抱えて生きる三人の学生達によるヒューマンドラマ作品です。

この物語の素晴らしい点は、感情の押し引きをとても上手く表現出来ている所にあります。

感情を思いにするのも難しく、かといってどこかへ振り切るほどの捨て鉢にもなれず、そんな子供と大人の中間である少年少女達には共感の思いが強く働きます。

完結している作品であり、その終わりも十分に納得のいく結末となっています。

ぜひ読んでみてください。

まずは何より読んでてとてもスムーズで、安心して読めます！！

そして、この青春ストーリーは甘酸っぱく懐かしめる人もいるのでは？？

描写技術もとても高いので、執筆の参考にもさせていただいています！

青春したい人、読みましょうよ！！

中学生のときの同級生や、ましてや異性との微妙な距離感だったり、コミュニケーションだったりがありましたが、なんかそれを吹き飛ばすほどの、ちょっとネジの外れた少女とちょっと多感な少年と、その少年の出会いを面白く描いている物語。

コミカルな表現が魅力的で、彼らのドタバタした日常をそばで見ている感覚になる。


非日常だけど日常な、スローな世界観が好きな人におすすめです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（187文字）

まず、読みやすかったです。

ストレスなくどんどん読んで行けるのがいい。

更には読みやすいのに描写が凄い丁寧。

自分は色んな小説を見てきましたが、これだけ両立している作品はお目にかかれません。

主人公がレアチーズケーキ馬鹿なのがとてもいい。

ヒロインも物と会話出来る不思議設定がとても魅力的。

まだ、2章までしか読んでませんが、どんどん続きが見たくなる、爽やか青春ストーリー。

とても面白かったです。

ノーストレス。キャラの組合せや語りの絶妙なさじ加減。キャラが立ってドタバタしているのにほのぼの。キャラの行動が心温まる。読み進めているうちに強張った顔の筋肉がいつの間にかほころんでいくのを感じられる。

後半にかけてのシリアスパートもありますが、場面や演出の発想が素晴らしく、内容に反して全く重さを感じられない。むしろ、幻想的でさえある。

学校で主人公が探し物をしていて、物と会話ができるというヒロインがその探し物の手伝うところから物語がはじまります。
読むと、こんな青春を送りたかったとおもわせる物語です。（リア充の読者さんからすると物足りないかも）

主人公は、やや斜めからの物事をみるところがあり、それが斬新だけどどこか自分も心の底では思ってた陽のあたるものへの劣等感を描写しており、読んでいて共感してしまいます。

ヒロインは自分が何をしたくて、どうしたらいいかわからない感じでしょうか。
その結果、自分を犠牲にして解決する方法を取ろうとするところがあるようなので、そこは主人公が救ってあげる、のかな？

他にも謎を抱えているヒロインが何人かおります。

チートなしの青春ものです。
一読してみてください。