第9話王の証と圧倒的格差と討伐

俺とゴブリンロードの拳がぶつかり合う。俺は発生させていた深淵のオーラ、悪逆オーラの出力を増大させた後に新たに発生させた雷光オーラを上乗せする。神のオーラと悪魔のオーラは適合できない。確かにそれはそうだ。だったら最適化で適合させれば良い!俺とゴブリンロードのぶつかり合った拳はゴブリンロードが力負けし始めてきた。


そして俺はその拳を俺の拳で弾いてから腹に重い肘の攻撃を叩き込む。ゴブリンロードは吹っ飛んでいくが俺はまだ足りない。もっと強烈な一撃を叩き込まなきゃ勝利の鍵へとなりはしない。超速の効果を上げた後、吹っ飛んでる最中のゴブリンロードに突っ込む。そして拳で腹パンをした後に顔面に蹴りを叩き込む。


やっぱり硬い……!けどさっきみたいな程じゃない!俺がそう考えているとゴブリンロードは顔面に蹴ってきた俺の足を捕まえて上に放り投げた。俺が驚きながらも雷光オーラと深淵のオーラの稲妻の威力を上げているとゴブリンロードが俺の居る上空に跳躍で飛んできて拳を叩き込もうとしている。


『天魔雷神撃』


俺がそのゴブリンロードに向かって出力を上げた深淵のオーラと雷光オーラを使った魔法をぶっ放す。ソレはとても強大で撃った反動で地面に足をついたほどだ。そしてゴブリンロードはダンジョンの上を壊して大空に向かって行ってしまった。だけど倒しきれていない。しぶとすぎだろ、ゴキブリかよ!?俺がそう思っていると大空からこっちに突っ込んでくる気配を感じた。


もう戻ってきたか………!俺は隕石のように突っ込んできたゴブリンロードを全力の力を使って受け止めるそして数分の間、俺とゴブリンロードの攻防が続くが、俺がダンジョンの壁へと放り出した。俺はその後にゴブリンロードに向かってのだが、ゴブリンロードは拳を放ってきた。俺はそれをしゃがんで避けながら地面に手をつき、ゴブリンロードの顎に蹴りをかます。


ゴブリンロードは俺が蹴りをかましたのを隙とみなしたのか更に拳を放ってきた。俺はそれを身体を捻ってから回避する。しかしゴブリンロードが口から光線を放ってくる。何度も避けられてるんだ、そりゃあ対策をするよな。俺はそう考えながらその攻撃を咄嗟にできる防御で最悪なダメージは回避した。しかし俺の片腕が消えていた。助かった、今ここに魔力が充満していて。


きっと俺とゴブリンロードの戦いが此処の魔力を大量にしてしまったのだろう。俺は周囲の魔力が切れない限り魔力切れはないし、ゴブリンロードは進化したばっかりで魔力が溢れているだろう。マジで分かんなくなってきたな、この勝負。俺はそんな事を考えながら腕を再生させる。そして俺の身体に三度目の異変が走る。魔力がより適合されているのだ。


まさか魔力による再生をしたからなのか………!?そして魔力が更に適合した事で魔力強化や魔法による強化もされている。そしてそれだけじゃない、オーラの元となっているのは魔力だ。つまりオーラも強化されているのだ。つまり俺はもっと強くなれる!俺がそう考えながらゴブリンロードの腹に蹴りを叩き込む。やっぱり、そうだったのか。


俺の攻撃が何故通じているのか謎だったんだ。確かに俺の身体能力や魔力が成長している事も含まれているのだろう。しかしゴブリンロードの硬さが落ちている事もある。よくよく考えてみれば当たり前だったのだ。俺みたいな適合や最適化は例外とするが、進化したばっかりの奴が長く争える筈がないのだ。俺は俺ばっかりが短期戦にするべきだと思っていたが、それはゴブリンロードもそうだったのだ。


そうか、だったらさっさとケリをつけよう。俺はお前の自滅で勝負がつくなんて断じて認めやしない。俺はそう決意を固めながらオーラや魔法、魔力、スキルを限界以上に高める。そしてそれには紋章も含まれている。そんじゃあすぐに終わらせるとしますかね!俺はそう考えながらゴブリンロードを打撃で吹っ飛ばしながら魔法を行使する。


『雷帝雷槍』


『雷鳴地獄』


『絶対収束』


俺は雷帝雷槍を使ってゴブリンロードに突き刺し、雷鳴地獄によって強大な稲妻を出現させる。更に俺は絶対収束を使って雷槍に雷鳴地獄を収束させる。そして収束させたソレをゴブリンロードの範囲を限定とした超単位滅殺型の魔法を発動させる。ゴブリンロードは塵も無くなるぐらいに消え去ったのだが、意識が朦朧としてきた。


当たり前か、あれだけオーラや魔力を限界以上に使った後にとても高位な魔法を3連続で同時行使をしたのだ。倒れないぐらいの疲労が無い方がおかしいくらいだ。そう考えていると俺の意識は真っ暗な闇の中に沈んでしまった。


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これにて一区切りついたので一旦完結させてもらいます

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