エピローグ
エピローグとあとがき
「眩し…」
目を開けると、見慣れた天井があった。
「帰ってきた…」
時間は、午前6時。日付は変わっていない。
スマホが鳴っている。日向。画面にはそう表示されている。スマホを取り、通話する。
「もしもし。」
『もしもし。夜月、』
「日向も戻ってきたんだ。」
『炎の渦に巻き込まれた時に、目を瞑ったら、戻ってきたんだ。』
「私は、魔王と話して、街に戻った。日向が戻った2日後だった。」
『2日かぁ…あ、お兄ちゃん。分かった。スピーカーにするね。』
『2日経ってから戻ってきたみたいだな。』
「うん。」
『こっちは夜月が来る2日前に異世界に行った。』
「同じ時間、異世界にいただけかぁ。でも、急に戻ってきたよね。」
『私の記憶が正しければ…1年』
『1年経ったから戻ってきたってことか…。』
「そんなにいたのかぁ…大変だったよね。」
『そうだね。』
「でも、6時間しか経ってない。向こうでの1日は、こっちでの1秒だったんだね。」
『だから2日の差があったのか。』
『2秒だけ、私達のほうが速かったんだね。』
「全部、繋がった…」
『俺達が異世界に行った理由に心当たりはあるか?』
『無いよ。』
「私は、結果的にあの世界を救ったと思う。きっと、それが理由だよ。」
『…そっか…そうだよね。』
『おーい。勉強は大丈夫か?向こうでは1年経ったけど、こっちは明後日も学校だからな。思い出しとけよ。』
「そっか!今日と明日で全部思い出しとかないと!」
『切るね。』
「うん!」
これで、私達の旅は終わった。
――end――
―あとがき―
はい。終了です。書き始めて1年(大半はサボり)。ようやくこの物語が終了しました。書き始めの頃は『1年経てば戻れる』という設定を考えておらず、異世界転生したものだと考えていたんですよね。時飛ばしの術もあまり使いたくなかったんですけど…ネタ切れを引き起こしました。それで、書き始めて…えっと…4ヶ月くらい経った頃に、設定を思いついたんですね。わざわざ『1日後』とか『1ヶ月後』とか書いていたのを見たら思いつきました。昔の自分、ありがとう。そんなこんなで進んでいって、『魔王四天王』が登場するんですよね。春三さんを登場させた時は考えてなかったのに、いつの間にか思いついていたんですよ。自分でも全く展開の予想がつかず、行き当たりばったりなんです。魔王の存在は異世界系なら必要だと思って最初から頭の中にいました。平和的解決は魔王の初登場時に思いついたことなんですけどね。
裏話を長々とすみません。
とりあえず伝えたい事を。
『ここまで読んでいただき、ありがとうございます。』
良ければ別の作品も読んでいただきたい。
あとがきも終了。
これで本当に
――end――
異世界に来た私の魔法は最強でした。 夜影空 @koasyado2
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