第37話 あとがき。

皆様ご無沙汰しております。

さんまぐです。


今度こそは恋愛ものを書くぞ!と意気込んでみたものの、「花火を観に行ったら。」はなんか道徳の教科書にありそうな現代ドラマになってしまいました。

次の「全てを捨てたら。」は辛うじて恋愛ものかなと思ったのですが、損得勘定はよくないよという為のこれまた道徳の教科書にありそうな話になってしまいました。


ここで言う道徳の教科書にありそうと言うのは実際道徳の教科書にあったとしたら「この時の宮澤優の心情を皆で話してみよう」とか設問が付きそうな感じがするなと思ったりします。


「その申し出に頷いたら。」は浮気の話を書いてみたくて始めましたが、完全にバランスを間違ってしまった気もします。浮気をする目黒智也にも理由が欲しいと思ったら向原小巻のヤバさを深掘りしたくなるし、でも向原小巻よりも両親とオカンが問題だと思ったらそっちを書いたりして、気づくとある種の怖い話になってしまいました。


最後の「黒い感情に身を委ねたら。」は悲恋を書いてみたくて書き始めたらとんでもない話になってしまいました。関谷優斗と姫宮明日香は向こうで幸せになったと思う事にしましたが、蒲生葉子さんは大学で幸せな恋をして欲しいなと思いました。

まだ書ける気がしないのですが、いつか書けたらいいなと思いました。


登場人物の名前は「その申し出に頷いたら。」と「黒い感情に身を委ねたら。」は「異世界ディストピア。」を書く際に用意した名前を再利用しました。それでいくと王子美咲さんはディストピアの時と性格が真逆になってしまいました。ディストピアの時は登場するタイミングがなかっただけで少しずつ作者の中に性格みたいなものがあったりしました。問題児の京成学園の方から出そうかと思ったのですが、京成学園の皆さんは「彼と彼女のデザイア。」でもこっ酷い目に遭ってくれているのでこれ以上はちょっとと思って今回だけお休みしてもらいました。


今更ですが、本来この「何かをしたら。」は「花火を観に行ったら。」だけで完結して次の「全てを捨てたら。」は「何かをしたら。」シリーズにしようと思っていたのですが、シリーズ化して毎回小説設定を書いたりするのは億劫だったので纏めてしまいました。


後は悲恋で終わるのが嫌だったのでもう一つ書こうと思った話は思いのほか話が膨らんできて単独でそこそこの量になりそうだったので「何かをしたら。」ではなくまったく別の物語にしようと今まさに書いています。

この清書とあとがきは気分転換だったりします。


また次の作品でお会い出来たら幸いです。

2023/8/13(清書完了日)

さんまぐ。


登場人物の簡単な紹介など。


「花火を観に行ったら。」

加納幸助(かのう こうすけ)

叶うなら幸せになって欲しいという思いから加納幸助にしました。


宮澤優(みやざわ まさる)

加納幸助に人の心とか気持ちを教える立場から教師繋がりで宮沢賢治さんから名字を拝借して加納幸助に振り回されても見捨てない優しさから優です。


田中麗華(たなか れいか)

「父の初恋、母の初恋、それぞれの初恋とその後。」の中で登場する貴子と龍輝の娘にチョイ役で登場して貰いました。迎えに来る薫はあの薫です。

周りには彼氏と思われていますが、麗華も薫も付き合っていないです。

続きを書きたいなと思いながらもこの先は大きく話が動いてしまうので躊躇しています。この世界線の麗華は専門でも就職でもなく大学生で薫はこの世界線だと就職しても昴と美空の待つ地元には帰れなかったようです。


青田笑子(あおた しょうこ)

青田は写真の青焼きから青田。笑子は不機嫌でむすくれている加納幸助の前でも笑っているので笑子です。人妻さんですが距離感が怪しいので人を勘違いさせてしまいますが旦那の青田望は信頼があるので余裕綽々です。


青田望(あおた のぞむ)

青田写真館を切り盛りさせるぞという望みから望にしました。



「全てを捨てたら。」

太田幹雄(おおた みきお)

太田の部分は胃薬から。太田さんは胃にダメージを負ってそうと言うだけの理由。

幹雄は芯が強い人になって欲しくて。


田村綾子(たむら あやこ)

名字は完全にしりとりです。なので村木ときて木場に繋がります。

綾子は編んだりするのに綾の字を使ったはずなので夢工房と太田幹雄を繋ぐ人として命名。


木場社長(きば)

軽いキャラで暗くならないように軽快に話が進むようにしたつもりです。


村木さん(むらき)

穏やかなキャラクターで太田と田村の仲を取り持ってくれるイメージです。



「その申し出に頷いたら。」

目黒智也(めぐろ ともや)

悲惨な彼氏。とりあえず港さくらに転がりたくなるように、転がっても仕方ないと思われるようにしました。

目黒区で目黒。名前は異世界ディストピア。で書いた通り、当時の名前TOPランキングから拝借。


港さくら(みなと)

港区の港です。

勝手な印象は少しおどおどした感じの穏やかなショートカット女子のイメージでしたがあまり容姿について書くのが苦手なので出てきていません。


向原小巻(むかいはら こまき)

東京さくらトラム(都電荒川線)の向原駅から拝借。

性格らしい性格はなくてワガママなお嬢様で世間知らずという部分しか考えていません。きっとキスとか全部オカンに決めて貰うんだと思います。


東陽奈子(ひがし ひなこ)

東京さくらトラム(都電荒川線)の東池袋駅から拝借したはず。東尾久ではなかったはず、異世界ディストピア。でいう所の荒川さくら高校に居たので東京さくらトラム出身は間違っていないです。

オカンの名前の通りで世話焼きですが年相応に身勝手だったりします。



「黒い感情に身を委ねたら。」

関谷優斗(せきや ゆうと)

京成線の関屋駅から拝借。異世界ディストピア。でいう所の京成学園の名前なので結末はお察しください。あとがきの途中まで関谷の字を間違えていた事に気づいていませんでした。関屋優斗が正解ですね。このまま行ってしまいます。

とりあえずオカンはオカンでも上の東陽奈子とは違う本当に世話焼きで自責主義者。

関谷優斗が幸せになるには堀切拓海が奮闘するか姫宮明日香が頑張るしかなかったと思います。


姫宮明日香(ひめみや あすか)

東武スカイツリーラインの姫宮駅から拝借。

性格とかは物語に出てくるままなのでここでの解説は不要かなと思っています。

彼女の失敗は遊園地に2人で行かなかった事と関谷優斗の間違った幸せを優先して関谷優斗と王子美咲を別れさせなかった事です。


王子美咲(おうじ みさき)

東京さくらトラム(都電荒川線)の王子駅前駅から拝借。

こちらも物語の中のキャラクターが全てなので解説は不要かなと思います。

彼女の黒い感情が全てのトラブルの種です。

余計な事をしなければ関谷優斗と姫宮明日香は幸せになったし、王子美咲も素敵な相手が見つかった事でしょう。


堀切拓海(ほりきり たくみ)

東武スカイツリーラインの堀切駅から拝借。

Wデートに見えるように登場して貰った子。完全中立の日和見主義者だったりします。まあ、現代人って感じでいて貰いました。


小菅大樹(こすげ だいき)

東武スカイツリーラインの小菅駅から拝借。

裏側というかはヤンチャで強がっていますが、やればできると言葉通りできてしまっておたつく子です。彼も悲惨な目に遭っています。


蒲生葉子(がもう ようこ)

東武スカイツリーラインの蒲生駅から拝借。

清算者として登場。上にも書いたけど彼女はこの経験を振り切って幸せになって欲しいものです。


「黒い感情に身を委ねたら。」のこぼれ話としては東武スカイツリーラインから拝借した名前の人達は異世界ディストピア。の中でも東武学園の生徒たちとして前向きに健やかに戦ってくれました。異世界ディストピア。と違ってしまったのは小菅大樹くらいです。名前繋がりで言えば関屋優斗は異世界ディストピア。では早々に退場で皆に合流していません。

東部学園の生徒として牛田優斗くんだったら姫宮明日香と幸せになれたのかもと思いながら書きました。(関屋と牛田は京成線と東武スカイツリーラインの乗換駅)

そこで行くと完全に路線の違う王子美咲さんは相いれないという事だったりします。

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何かをしたら。 さんまぐ @sanma_to_magro

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