さんまぐ

太古の昔。2人の神が世界を作り、のちに戦った。 1人の神は「人類皆きょうだい」、博愛の心を広めて世界の繁栄を願い、もう1人の神は「力こそ正義」、人は力あるものに支配されるべきと言…

「サンドボックス ガーデン」「セカンド ガーデン」「サード ガーデン」のその後を時系列関係なく書きたい話の寄せ集めになります。 数話の短編から長編まで載せる予定なのでよろしくおね…

沢山九朗は、人生の絶頂にいた。 バレンタインデーにクラスメイトの坂佐間舞に告白をされ、そのまま両親の帰りが遅い事を聞き、期待して坂佐間舞の家を目指す。 だが、坂佐間舞の部屋に入…

永礼崇はいつの頃からか心を平坦に保つ為に周りを見下す事を覚えていて、勝手に自分の尺度で決めつけて、わかった気になって周りを見下す事で自信を失わないようにしていた。 通常、そういう…

「サンドボックス ガーデン」「セカンド ガーデン」「サード ガーデン」「おまけガーデン」の物語を再編集してすべてまとめて再録しました。以前より読み易くなったガーデンをお楽しみくだ…

高尾一《たかお はじめ》が山奈相談所に勤めるようになり、2年が過ぎようとしていた。 そこに訪れる未知の依頼。未知の不幸。 普段通り、依頼をこなす高尾一に彼女の山田満がある疑問を口…

岩渕剛は24歳になるフリーター。 22歳で就職した会社は1年と少しで倒産し、自分探しの繋ぎとしてかつてのアルバイト先に戻ってきていた。 就職活動を行った際に感じていた、22歳で人…

坂上匠は癌で亡くなった父の終活に付き合い、遺品整理を行っていた。 癌により、余命宣告をされ、準備期間があったにもかかわらず、怠惰の権化のように何もしなかった母に不満を抱く中、遺品…

相田旭は高校三年生。 実家や周りからの扱いに疑問を持ち、インターネットで検索をして自分が異質な環境にいると知った。 愕然として絶望に震えるが、それは時すでに遅く、周りの言葉に流さ…

たいした家柄ではないものの、一族全員で相互互助をしている内春家。 内春家は男女ではなく生まれた順番が優先される家で、現在の一族の長である誉（ほまれ）は女性ながら長子の元に生まれ…

男はわずか結婚ニ年で妻を病で亡くす。 魔法の世界でも蘇生魔法がない事に疑問を持った男は世界中を旅する。 男は世界には魔術と呼ばれるものが存在する事を知り、魔術を習うと中には反魂術…

ヴァンとコーラルが王都にあるスティエット家の別荘を出て、西のヤミアールの土地に住居を移して3ヶ月。 コーラルは日中、ガットゥーのユーナとセレナの所に行って訓練をし、ヴァンはザップ…

カラフノーレと呼ばれる世界にあるギアの国には【ギアを滅ぼす時、ギアが封じた死を司る悪魔が解き放たれる】という伝説と【生まれた双子の目を見ろ。赤い目の王子が国を滅ぼし死の悪魔を解き…

何かをしたら。 そのコンセプトで書かれた4つの物語。 【花火を観に行ったら。】 彼女が出来たら何かが変わると思っている身勝手男の「加納幸助」が友人の勧めで地元の花火大会に花火を…

高尾一《たかお はじめ》は就職浪人。 行く当てがなく終わりの見えない就職活動の帰り道。 突然「貴方、今のままでは幸せになれないわ。私について来なさい」と声をかけられた。 自身の人…

華乃と航は両親同士の仲が良く、毎月遊ぶ中だった。 華乃は友達と話す中で、航の存在を匂わせて面倒事から逃げていた。 中学生になった時、華乃は思わぬ相手からしつこい告白をされてしまい…

1999年、突如空に現れた石板と、そこから現れた魔物。同時に起きた地殻変動で世界は崩壊した。 石板が現れた影響で言語の壁は無くなり、崩壊後の世界に生まれてきた子供達は魔法が使える…

ナー・マステのツギハギ事件を解決し、ペリドット・スティエットとの邂逅を果たしたコーラル・スティエットとヴァン・ガイマーデは無限術人間真式オルドスの指示で、ヘマタイト・スティエット…

タカサキ ユキヤは非業の死を遂げた。 そんなタカサキの前に現れたのはチャンスの女神で「あらあら…またですか？タカサキさん」と言った。 そう、タカサキの非業の死は二度目。 チャン…

安倍川雲平は17歳。 両親が異世界＜シェルガイ＞に旅立って7年。 今も東京の下町で祖母と生きていた。 祖母は息子夫婦が異世界に旅立った事で残された雲平にどこにも行かないでくれと言…

毒親に育てられた男は大人になり動画配信者になった。 思わぬヒットと僅かな広告収入。 そのおこぼれに群がる級友たちは動画配信者に対して生殺与奪があると信じて疑わなかった。 PV数と…

「俺」の家庭は大所帯。 夕飯時の会話は下世話な噂話にタチの悪い品評会。 それが嫌な俺は家族の中で浮いていた。 兄貴は率先して家族の会話に参加をする。 家族であり続けようと俺を酷評…

ガットゥーの剣術大会に闘神として前ノリしたミチト。 当主ロリー・ガットゥーの目論見で大会に深くかかわるミチトは王都からの出場枠で参加をする事になった弟ナハトと母エスカ、その夫ミト…

近未来。崩壊した世界に生きる日向冬音は15歳。 両親は街を守って死んだ英雄で、その息子の冬音は大人たちの自己保身によって困窮していた。 能力者・新人類と無能力者・旧人類に分類され…

男が子供の頃に目覚めた特別な力、それは選択を誤った時にもう一つの選択を選んだ先の景色。 男はそれを夢と呼び、なんとか幸せを掴もうと生きたがどの選択を選んでも一切好転する事は無くい…

ネットやTV等のメディアに幼いころから触れた女は上昇志向。 上昇目的で結婚をし上昇目的で就職と離婚を画策していた。 だが夫になった男はそれを良しとせず、「嫌な予感がした」といい女…

38歳になったミチトは久しぶりに妻達との日を持つ事にした。 妻達との日を持つ中でアクィとの子供の中で唯一無限術人間真式ではないフユィとライブの息子で真式ではないジェードの劣等感を…

麻内周《まないしゅう》は14歳。 来年に訪れる高校受験が嫌でたまらない。 それどころか生きている事が嫌でたまらない。 だが死を選ぶ自由もない中、塾からの帰り道で面白いモノを見かけ…

「サンドボックス ガーデン」のあとがきで書いた２作目の為に改変した話ではなく、本来のサンドボックス ガーデンで書かれるはずだったあらすじの重要な部分を物語に書き直しました。

御家存続の危機を救う為に異能の力、超常の力を宿す「神のカケラ」を求めに欲望の島にやってきたクオー・ジンとリユー・ジン。 たまたま船にいたズエイ・ゲーンは2人に興味を持ち投資を持ち…

器用貧乏・ミチト・スティエットは平和を享受し、4人の妻と10人の子供と平和な日々を過ごしていた。 そんなある日、自身の術人間、イイーヨ・ドデモとアガット・アンチから助けを求められ…

ミチトの子孫、コ－ラル・スティエットは現世に蘇ってすぐの戦闘でアクィの遺品＜愛の証＞の中にアクィの残した思念に出会う。 アクィとの対話で愛妹グラス・サルバンがかつて愛の証を持って…

養女のメロが15歳の誕生日にミチトにとあるお願いをした。 物欲がなく養女の立場を気にしてお願いをしないメロが15歳の誕生日にお願いがあると言ってきた事は稀で、ミチトは「なんだい？…

平民出身のミチト・スティエットが伝説になって約130年。 マ・イードの国は最低限の平和を享受していた。 ある日、ヴァン・ガイマーデの父が受けた依頼はアラリー山脈の中にある廟から年…

私＜祢子＞は「いい子」。 いい子でいる事を母に強要され続けてきた。 人の事も名前で呼ぶなんてもっての外で名字にさん付けで呼ぶ事を強要されていた。 その祢子の前に現れた彼は祢子に…

自称・器用貧乏ミチト・スティエット。 拳術以外ロクな師も持たずに剣術や魔術を駆使し、ひっそりと生きる事が目的だったが流刑地ラージポットに送られて人生は激変した。 ラージポットで出…

世界は困窮していた。水や食料、燃料が高騰し枯渇するようになった世界では堂々と口減らしが行われるようになり、ある日現れた異世界からの帰還者を名乗る男が「トラックに撥ねられれば異世界…

何となく育ち、何となく高校を選び、何となく大学生になり、何となく彼女が出来た男。 男が見ている春の景色は鮮やかな春色ではなく灰色だった。 男は夜中の息苦しさからコンビニを求めて…

「霜月 清明」はとある事情で後ろ向きな恋愛をしていた。 その事情が原因で人生初の彼女ともうまく行かずに別れた日、清明の前に現れたのは推定5歳児の姿になった友人「睦月 小雪」だった…

ある日、特殊能力に目覚めたと話しかけてきた彼［航］は翌月から帰ってきたと言い、意識だけだが時を超えて過去に行けるようになったと教えてくれた。 未来から時を超えてきた彼は私［華乃］…

8月1日、早朝。 人工島＜ハートフルランド＞は突如おかしくなった。 本土と人工島を繋ぐモノレールは衝突事故を起こし、島民達は「ルロロロロロロ…」と鳴きながら襲いかかってくるように…

春、新学期。 世間は今、3日連続している神隠し事件にTVもネットも沸いていた。 無責任な記事の見出し、霊能力者や教授の口論番組、動画サイトもこぞって陰謀論や霊やUFOの話をしてい…

俺、器用貧乏なんですよ。外伝。 北西の貴族「エグゼ・バグ」の元に連れ攫われ無限術人間にされた少年。 目覚めた少年には記憶も名前も無く、あったのは48番の番号。 同じ境遇の仲間か…

戦後約20年。 北の国境で起きた戦争の爪痕は未だ残っていた。 戦争の影響て内政がガタガタになってしまった国で生きるミチト・スティエットは自称＜器用貧乏＞。 自分を＜器用貧乏＞と呼…

田中 麗華は祖父の為にフォトブックを作った。 今は剪定用に用意した写真を見返して整理している。 写真は鶴田 薫の20歳のお祝い、鶴田家を亀川家に招いてのお正月、お花見と楽しい思い…

日向 冬音は夏休み前に原因不明の高熱で学校を休んだ。 復調して学校に登校した冬音は今までと違う教室の風景に困惑をする。 それは自分の席の後ろに席が増えていて、自分だけが知らない青…

池端大介は27歳の会社員。 ある日残業後に普段のらない車両に乗る。 そこで偶然に出会った女性、湖西凛を見捨てられずに助けることになる。 助けて貰った湖西凛は池端大介にお礼をした…

今年の夏、20年ぶりに鶴田薫の父、鶴田昴と田中貴子（旧姓、亀川貴子）は再会をした。 薫の父昴と貴子は初恋の相手同士だった。 20年ぶりの再会で2人の仲は昔のように電話をしてメー…

鶴田 薫は幼い頃から両親の仲をおかしいと思っていた。 母に話しかける父、素っ気無く答える母。 人を介してでなければ父に話しかけない母、父を名で呼ばず、いつも誤魔化す母。 父昴は…

鶴田 昴は肺の病で手術を受けた。 手術後に意識の戻った昴は近頃見ていた初恋の人が出てくる夢について思い出していた。 そんな中、声をかけてきた妻は以前の妻とは何処かが違っていた。 …