チュンカ買ったときについてくるシール転生~リンゴをかじったのは俺じゃないから~

リトミナライ

576000000年後

釈迦はvoodooの広告を非表示にしたくて課金する。

そんでもって俺はおまけのシールになってる?

何でこんなことになっているんだ!





それは誰にもわからん。

釈迦「こうやってシリアルコードにカメラを合わせて...」

「カシャ」

「なーんちゃって!」

「こんなことばっかりしてたら入滅早まっちゃう、やばいよ」

「お釈迦様、早く助けてよ!」

「お前は不動明王のぎょう虫検査で使うんだ」

「え?嫌だよ!」

「あいつずっと座ってるからケツが曼荼羅になってんだよ」

「そんなの知らないよ」

「こういうのアニミズムって言うんだっけ」

「兄、水虫なんちゃって!」

「えーとね、じゃあ僕はカブト虫!」

「お前はぎょう虫だろ」



~ぎょう虫来世相談所~

「お前は肉うどんです」

「お前は歌舞伎町のゲロです」

「お前はシンギュラリティを起こしたAIが書いた文章の新しい単語ポスミセトディアです」

「お前は38個目に壊される予定の目覚まし時計です」

「お前はスーパーで誰もとることのないくたくたのフリーペーパーです」

「お前はお前です」

「え?」

「君は君だよ。誰かが君にとって代わるなんてできないんだよ」

「自分は自分らしく生きていいってことなんですか」

「もちろん」

そういうと涙を流す。

「あっ、お前は野良犬が毎日おしっこする電柱です」

「お前は持ちギャグが「スパシーバ」しかない芸人スパシーバ田中です」


仕分け人の仕事はまだまだ続く―


「お前は―


《完》

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

チュンカ買ったときについてくるシール転生~リンゴをかじったのは俺じゃないから~ リトミナライ @rito_minarai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ