朧守【登場人物紹介編】

夜坂 視丘

現側

武蔵国現衆西組

鎮守役 

【主座 城田望しろた のぞみ

 朧守のもう一人の主人公。

 西組鎮守隊を率いる高校三年生。

 火属性。昼夜両方で力を発揮できる。

 狼の霊筋だが、他の誰とも異なる霊紋を持っていることから、自分の霊筋に悩んでいる。

 隠人でありながら宵闇匹敵の戦闘力を持ち、天狗の証でもある霊風を操る「最強の鎮守役」。

 常に穏やかな笑みを浮かべ、丁寧な口調で話す。演技力に長けており、本心を隠す能力に長けている。(弟子の一真にはわりとバレる)


 幼少時から規格外の力を発現させ、奇異の目で見られてきたことで、他人に力を見せることを過度に嫌がり、単独行動を好む。

 家は、代々鎮守隊をまとめる葉守神社。神社に隣接する家に住み、祖父と姉の三人暮らし。


 一真入隊までの数年間、西組には鎮守役が一人しかいなかったことから、西組組長も兼務している。

 激務からくる万年睡眠不足に加え、食事を忘れて水と飴だけで動き回る為、常に疲労困憊状態。

 ウエストは女子高生のスカートを余裕ではけるほど細いなど、小柄で中性的な容姿と、貧血を起こしそうな顔色から、周囲から「過労死」を心配されている。

 元より女子中学生に負けるほどの少食。偏食ではないが、辛いもの、苦いもの、酸っぱいものが苦手。コーヒーはカフェオレより甘いものしか飲めず、カレーはお子様用カレーに蜂蜜を入れた程度では辛くて食べられない。




【見習い 斎木一真さいき かずま

 朧守の主人公。

 西組に数年ぶりに入隊した新人鎮守役。

 木属性。昼夜両方で全力を出せる。

 狼の霊筋であり、唯一、望と似た霊紋を持つ。

 師匠の望と対照的に、自分の霊筋に全然悩んでいない。

 碧風を操り、木刀を手に戦う。(木属性が強い為、霊刀を持てない)


 実家は代々霊刀鍛冶師。元は浅城町に住んでいたが、四年前に親の仕事の都合で大坂に引っ越し。妹と共に槻宮学園に通う為、中学卒業後の春休みに祖父の家に戻ってきた。(両親は現在も大坂在住)

 筋骨隆々の霊刀鍛冶師「誠の匠」と呼ばれる祖父と、金属と友達になれる妹(中学一年生)と三人暮らし。光咲、若菜とは幼馴染で、お互いに兄妹や従兄弟のような感覚(本人談)。


 幼い頃から空手、剣道を習っており、好戦的。小学生の時は売られた喧嘩は片っ端から買っていたので、そこそこ有名人だった。

 中学時代を過ごした大坂では、空手部と剣道部を掛け持ちして健全に青春の汗を流す。(近畿大会常連の実力)


 邪変に巻き込まれたことがキッカケとなり、隠人として覚醒。鎮守隊に入隊、望に弟子入りする。

 異常事態に巻き込まれながらも、自分の食事と睡眠をしっかり確保し、生活破綻しがちな師匠に固形物をしょくさせることを日々の目標としながら、巡察に励んでいる。

 覚醒前から異常な戦闘力を発揮し、隠人としての戦闘力は望以上に異端児。しかし、好戦的なわりに素直で面倒見が良い性格の為か、周りは違和感を抱きつつも好意的に受け止めている。

 その正体は実は……、

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