第2話

肩をたたかれ


振り向くと

坂木くんがぎこちない笑顔をこちらに向けながら

「湊、今日暇?良かったら一緒に祭行かない?」

っと蝉の声に負けそうなぐらい小さな声で

ささやいた。

この教室で先生以外に名前を呼ばれることが

なかったので

自分に話しかけられれいるのか

一瞬分からなくなるほど動揺して

しまった。

「あっ空いてるよ、いいよ」っと

なるべく動揺を隠そうとそっけなく

話したつもりだったど動揺は隠せて

なかったと思う。

まさに青天の霹靂

こんなことがあるなんてとボーとしてると

「LINE交換しよ

後で詳しいことはLINEで連絡するね」

っと坂木はこそこそと話し逃げるように

どこかに行ってしまった。



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ヘル 赤かぶ定食 @akakabuteisyoku2000

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