第5話
「よし、行くぞ。。」
おっさんは手足のない少女奴隷に言った。
「あ~~~、う~~~」
少女奴隷はどうやら精神がぶっ壊れているようだ。
あー、とか
うー、しか言わない。
手足がないのでおんぶすることにする。
ふみ。。
ふみみ。。
こ、これは。。
おっさんは柔らかいちっこい双丘を
背中に感じる。
……、うむ。
これはこれでなかなか。。
やらかくて、あったかい。
そして、ちっこい。
ぴこん。。
(おっさん、、もう駄目でしたか?)
ナビ、言うな。
おっさんだって男だ。
気持ちいいものは気持ちいい。
ぴこん。。
(おっさん、、ロリコン属性はいりませんよ?)
ナビよ。
ここは異世界だな?
ぴこん。。
(はい、おっさん。異世界です)
日本では成人は18歳だった。
しかし、ここは違うのでないか?
いや、違うはずだ。
ラノベ展開だと、異世界の成人年齢は15歳くらいだ。
ということは、合法ということになる。。
そうであってほしい。
ぴこん。。
(おっさん、日本で何があったのですか?)
(ナビは悲しいです)
言うな。ナビ。
おっさんに山あり谷ありだ。
ぴこん。。
(おっさんにいい時があったのですか?)
ナビ~~~~~~~~。
そんな会話をナビとしながら歩いていると、
ひときわ怪しい建物の前に着いた。
「ここか?」
ネイサンにもらった簡易的な地図を見てみる。
外観はいかにも魔法道具を売ってそうな怪しい感じだ。
キモイ動物の頭が店先に干してある。
たぶんここだろう。
ぴこん。。
(そのようですね。おっさん)
◇◇◇◇◇
「たのもーう」
おっさんは勇ましく魔道具屋に入った。
「おお、」
おっさんは心が躍った。
〇〇ポタに出てきそうな魔法道具屋だ。
杖やら、鍋やら、本やら、何やらよく分からないものが
たくさんおいてある。
いい雰囲気だ。。
「なんだい」
店の奥からばあさんが出てきた。
ん?
よく見たら、豚が立ってしゃべっている。
よぼよぼの豚が魔女が着ているような
黒のとんがり帽子をかぶって黒のローブを着ている。
靴も黒のとんがったやつだ。
そういえば、〇〇チャンネルを作ったひろゆきも
とんがった靴が好きって言っていたな。
ぴこん。。
(?)
おっさんがいぶかしげに観察していると、
「なんだい、珍しいかいオークが?」
「オーク?」
「なんだい、オークを知らないのかい?」
「最近、この国に来たばかりでな」
「そうかい? いや、オークなんてそんな珍しいもんでもないはずだけどねー」
「まあいいよ。オークってのは私みたいな豚の魔物のことだよ」
「ほう」
「で、何がほしいんだい?」
オークの魔女が聞いてきた。
「パーフェクトヒールの魔法書がほしいんだが?」
「パーフェクトヒールの魔法書?」
「ああ、後ろの……」
オークの魔女はおっさんの後ろに目を向けてきた。
痛ましそうな顔をしている。
「あるのか?」
「あるよ。でも、高いし、使いこなせるとは限らないよ」
「いくらだ?」
「1億ごるど、だよ」
「買った~~~~~~」
それから、俺はいくつかの魔法書をまとめて購入した。
◇◇◇◇◇◇
「パーフェクトヒール」
屋敷に戻ってから少女をベッドに寝かせ、
おっさんはパーフェクトヒールの魔法を早速使った。
魔女のオークは使えるかどうかと言っていたが、
少女を対象に使用した魔法は
おっさんの右腕から美しい金平糖のような星々を
放出して、少女を優しく包み込んだ。。
「うお~~~~~」
少女を包み込んだ光は次第に輝きを強くしていき、
10秒ほどしたのちに消え去った。
消え去った後には、、、、、
「綺麗だ」
おっさんが今までに見たことのないような美少女が
やさしい寝息を立てて穏やかに眠っていた。。
ぴこん。。
(おっさん、やったね。美少女、奴隷ゲットだね?)
「……」
ぴこん。。
(おさっさん?)
「……、ナビ」
なんだか、意識がもうろうとしてきたな。。
なんだ、これ?
気持ち悪い。
目の前が暗くなってきた、、
うう。。
ばたん。
ぴこん。。
(おっさん~~~~~~~~~~)
一人の奴隷少女を救ったオッサン、
しかし、おっさんは突然倒れてしまう。
おっさんに何があったのか?
次回、乞うご期待。
転生おっさんプログラマー、魔王軍で成り上がる。 @paooon
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