なあ頼む、俺のために○んでくれ!〜異世界審問官の憂鬱〜

スイカの種

第1話 異世界審問官の憂鬱

 昔々、最果ての土地に魔王が出現した。

 数多くの魔獣が出現し、獰猛な彼らは人々を喰らい女達をさらって男は殺されるか奴隷にされた。

 魔王の力は強大で、いくつもの国が協力して魔王を滅ぼそうとしたが失敗に終わった。

 困り果てた王国は、異世界召喚の儀を行い、チキュウと呼ばれる異世界から一人の少年、カミシを召喚した。

 突如呼び出され、無茶なお願いをされたことに困惑をしていた異世界の少年だったが、魔法の才能があったことから国立魔法学校へ入学し、当時の第一王子と親友と呼べる仲になる。

 この世界ではあまり見かけない黒髪、黒目の色彩を持つ彼は魔法学園でも異彩を放っていた。

 卒業後は学友たちとともに魔王討伐の冒険へと旅立った。

 長い時間こそかかったものの、最終的にカミシと仲間たちは魔王を封印することに成功した。

 ともに冒険へでかけた第一王子はその後、国王となり、異世界の少年に爵位を与えた。少年もこの世界で生きることを選び、国王に対して変わらぬ忠誠を誓った。


 上記の話をこの世界では「異世界の勇者カミシ伝説」などと呼び、どんな種族の子どもでも寝物語で聞かされてきた。

 異世界の勇者伝説により、この世界では異世界人を隣人だと認め、難題を解決してもらおうと国ぐるみで異世界召喚を行っているのだ。


 ……というのは、今となっては昔の話である。


***


「シセイ、仕事だぞ」


 同僚からの呼びかけに手元の資料から目を離す。そして重い溜息を一つ。

 またきてしまったのか、同郷のお仲間が。


 俺がこの世界に飛ばされてからどれだけの時間が経っただろう。今となっては覚えていない。


 地球にいたころに「異世界があってね」なんて話したら物語の読みすぎだと言われて取り合ってもらえなかっただろうが、「異世界の勇者カミシ伝説」なんてものがある通り、この世界は異世界人という存在を認めている。

 少し前までは国が推奨して異世界人の召喚が行われていたらしいし、法律で禁止されている今も隠れてオカルトマニアたちが行う。

 なんなら召喚に成功してしまうからたちが悪い。


 とにかく、異世界人というのはトラブルを起こす。召喚されてトラブルを起こさなかった異世界人なんてものはいなかったくらいだ。

 復活した魔王の討伐を期待されて召喚されたはずなのに、それまで命のやり取りなんてしたこともないお子様たちに殺し合いなんてできるはずもない。いざ魔王を倒しに行こうと国が絡んでお膳立てすると失踪する。ついでに失踪先でトラブルを起こす。

 軍師として迎え入れたこともあったが、戦争なんて経験したこともないような人間に軍が動かせるはずもなく、あっけなく敗北。軍師は戦死した。


 原点に戻ってカミシと同じように冒険に出てもらおう!と思ったらとにかく死にまくる。

 原因としては身体が弱い。にもかかわらず危機感を抱かず生水を飲むわ野生の肉を生焼け状態で食うわ野生の生き物を素手で触りたがって病気に感染する。

 大抵の場合は死ぬ。体面は勇者として送り出しているわけだから、失踪されたり、野ざらしで死なれるのは国としてまずい。追跡費、供養代で毎年巨額の資金が溝に捨てられていく。


 戦闘面で役に立たないのであれば産業分野を異世界の知識で発展させよう! ……と思ったら仕組みは概念だけはわかるものの、それを再現できるものがない。

 なぜなら一般人が再現できるような簡単なものは、すでに先人の異世界人が持ち込んでいるからだ。


 「コルセットをつけないドレスを流行らせる!」「すべての女性からコルセットの呪いから開放を!」と息巻いてた少女がいたが、そもそもドレスのデザインなんて素人の少女ができるはずもなく、周りの協力でなんとか形になったものの営業なんて知らない少女はどうやって販売したらいいかの戦略を立てることもできずに大量の在庫を抱える羽目になった。


 「異世界人が新しいドレスショップを作る」というふれこみで国が全面バックアップしてしまったものだから、大量の在庫と借金は国が抱える羽目になった。


 そして頭のぼけた爺さんたち、もとい国の重鎮も気づいたのだ。

 「あ、異世界人って使えねーわ」「最初に召喚したあの少年カミシだけが特別だったのか」と。

 国は慌てて方針を転換した。

 法律で異世界人の召喚を禁止、召喚に関する書籍は全て焚書。それでも来てしまった異世界人は保護という名目の島流しにすることにしたのだ。

 しかし長年異世界信仰とともにあった国民性はすぐに消えることはなく、未だになにかあると「異世界人を召喚しよう!」と言い出し、隠れて異世界人を召喚してはトラブルを起こすのだ。


 そうやって呼ばれてしまった異世界人なんて本当は離島へ送って餓死するまで放置したいところだが、そこは一応呼んだ側の責任として島で労働さえこなせば衣食住の面倒は見てくれる。

 ただ、異世界人が期待するような「異世界でのワクワクドキドキな冒険!」だとか「貴族社会で活躍する異世界美少女」とかいうものは一切ない。一生働いて、生涯を終えていくだけだ。

 死んだら地球に戻れるから勇気があるやつは死んだらいい。もっとも、そんなことができるやつは滅多にいないんだが。


 異世界転生したのにどうして地球と同じで「その他大勢」として一生日の目を浴びることもない離島で働かないといけないんだ。なんのために異世界転生したんだ。一旗揚げるためじゃなかったのか。って嘆く気持ちはよく分かる。

 異世界召喚されたと思ったら歓迎されてない、王国に保護されたら死ぬまで離島に幽閉。

 自分の運命を知った異世界人はとにかく逃げる。いっそ逃げてこの世界に溶け込んで目立たず死んでくれるならいいが、絶対に何らかのトラブルを起こしてから死ぬ。

とにかく異世界人というのは「じっとしててくれ」ということが守れない。


 王国、現地人、異世界人、みんな揃ってアホなのか?って?安心してくれ、俺も同意見だ。


 そんなアホどもをどうにかするためにいるのが俺のような「異世界審問官」だ。

 捕まえた異世界人の疑いがあるものを「異世界人」と「現地人」とで分ける。

 なんらかの事情があって逃亡している現地人なのであれば事情聴取のあと、戸籍のある場所に戻すか、戻れない場合は鉱山や漁船など、働き手が必要で寮があるところに送り込む。

 異世界人は離島へ島流し。正直生かしておいてもトラブルを起こすだけの存在なんて全員処刑でもいいと思うし、実際に「見つけたら俺が全員殺しましょうか」と提案したこともあるが、お偉いさんから「ええ……。そういうのはちょっと……。気持ちだけごめんね」と断られた。

 結局のところ、国のお偉いさんたちにも未だに「英雄カミシ伝説」は色濃く残っているのだ。自分たちが幼い頃から聞かされてきた英雄とルーツを同じにする者たちを殺すことが、いかに罪深い行いか。解せぬ。


 ……そんなこともあって、俺は異世界人の中でも地球人の見分けが得意だったおかげで、こうして国から正当に雇われている。

 異世界人が起こすトラブルは困るが、かといってアホどもが異世界人を召喚しなくなったら俺の仕事がなくなってしまう。いつまでも飯の種であってほしい。非常に悩ましい問題だ。


 捕まるようなやつは異世界人か否かに関わらず全員離島へ送りこんでしまえばいいと思うかもしれないが、この世界の一般人の異世界信仰は常軌を逸している。

 異世界人の群れに現地人を間違えて放り込んだら異世界人から聞く刺激的な話の数々を真に受け、「戦争を起こしてこの島を異世界人の独立国家として承認してもらいましょう!」なんて提案して実行してしまう。

 現地人の群れに異世界人を放り込んだら神かなんかだと崇めて奉って戦争の準備を始める。

 本当に異世界人はろくなことをしない。

 異世界人と現地人を一緒にしたらダメ、ゼッタイ。



***


 同僚から異世界審問の仕事で呼ばれた俺は、軍服に似た詰め襟の黒衣に袖を通した。ヒザ下まである黒いロングコートに袖を通す。全身黒色だが、これはけして中二病とかいうわけではなく、異世界審問官の制服だ。

 靴も厚底のシークレットシューズを履いた。別に俺は背が低いわけではない、異世界審問で大事なのはヴィジュアルだ。威圧することが何よりも大事なのだ。これは騎士が剣を持つのと同じこと。何も恥ずかしいことじゃない。別に自分に言い聞かせているわけではない。


 俺の準備が終わると、二人のリザードマンの同僚が二歩下がってついてくる。全身緑色の鱗に覆われ、老婆のように折れ曲がった背中からは棘が生えた異形の姿。


「今回はチキュウジンの可能性が高いらしいっすよ」

 裂けた口を大きく開けて、赤色の紐のような舌先をちろちろと動かしながらリザードマンが言った。


「富士山、スマートフォン、サムライなどの単語に反応は?」

「無かったっすー。多分召喚した奴らから反応しちゃだめだって言われてんでしょうね」

 その言葉に思わず口角が上がる。

「ほう、少しは楽しめそうだなァ。……せめて一人くらい、俺を騙しぬける気概のある骨のあるやつがいればいいのだが」

 俺の言葉にリザードマンの同僚がヒュ、と声にならない声を出して固まる。

「シセイさん笑わないでください。まじで。あんたの笑顔って威圧されるというか、恐怖って感じ。リザードマンからしても怖いっす。魔王の血でも入ってるんすか?」


 どうやら俺の笑顔は怖いらしい。

 普通に笑ってるだけなのに人間の子どもがみたらこの世の終わりかというくらい泣き出すし、時々上司ですら固まる。おかげで無表情の鉄面皮がデフォルト装備になった。

「……オーガの血がちょっと入ってるんだ。悪いな」

「ああ、だからっすか納得です」

 純度100%の地球出身だというのに謎に納得されてしまった。解せない。



 石造りの牢獄に入っていたのは三十名程の少年少女。おそらく中学生か高校生くらいだろうか。

 一クラスがまとまって異世界転生させられたのか、あるいはそれぞれバラバラな土地からきたのか。

 制服らしきものを着ている人間もいれば、現地住民の服を着ている人間もいる。

 恐怖、怯え、困惑、……そして、期待。それぞれがバラバラな表情を顔に浮かべていた。


「日本人……?」

「助かるのか……?」


 かつ、かつ。

 歩くたびに石畳が高い音を立てる。


 部屋の真ん中まで歩みをすすめると、右手のひらを空中へ差し出した。

 光とともに現れたのは白く、毛並みがつやつやとした猫――ケット・シーだ。

 白い毛並みは光を受けてキラキラと輝く、大きなアメジストの瞳が地球人たちを面白そうに見ている。

 手のひらの上で泳ぐようにゆったりと回る様子は敵意など感じさせない。白い腹を見せながらピンク色の舌をぺろりと出す様なんて愛らしくてたまらない。

 彼らにとって、目の前で見せられた魔法にこの世界への期待感が否応なくあげられる。


「わあ……もふもふだ……」

 猫が現れたことで、先程まで張り詰めた糸のような空気が和らいだ。


 いきなり現れた黒髪黒目の日本人、背後には異種族のリザードマンを従えている。

魔法を使ったかと思えば可愛い猫の妖精を出してきた。


 さて、これを彼らの立場に置き換えて考えてみよう。


『いきなり異世界に転生させられたと思ったら国に捕まったら離島へと島流しですって!?

島流しされるくらいだったら全力で逃げます!

捕まったと思ったけれど、強面の日本人が現れて猫を見せてくれた。

異種族を従えているし、きっと自分たちを助けて、しかも魔法を教えてくれるか、あるいは相棒となる召喚獣をくれるに違いない。

だって私達は異世界転生に選ばれたんだもの!』


 少なくともこんな考えを持っているようなやつはこの世界では生き抜けない。離島送りだ。


 右手だけに出していたが、今度は左手の平を空に向ける。

 もう一匹のケット・シーを呼び出した。今度は白、黒、オレンジの三毛猫だ。この子も丸い茶色い瞳が特徴の人懐っこくて可愛い種類である。赤茶色のまんまるな瞳がきらきらと輝き、まるで宝石みたいに見える。化石の入った琥珀とも表現するべき、愛らしい瞳だ。


「にゃんこだ……」

「かわいい」

「もふ……」

 もふもふ、の発言に引きずられたのか、次々と口を開いていく。

「もふりたい……顔をうずめたい……」

「ずっと逃げ続けて疲れたよね……もふ神様がご褒美くれるのかな……」


「「「「もっふもふ!もっふもふ!」」」」」


 最初は控えめに言葉を発するだけの彼らが、いつの間にか「もっふもふ」の大合唱へと変わっていた。


「今反応した奴ら全員異世界人……チキュウジンだ。E10の島へぶち込んでおけ」





「すごいっすねその見分け方」

「”もふもふ”って擬音語も、猫のことを”にゃんこ”なんていうやつも、ケット・シーに顔をうずめたがるやつもチキュウジンしかいねえよ」


 一見かわいいし毛並みもつやつやなケット・シーたちだが、ノミ、ダニ、寄生虫のオンパレードだ。爪で引っかかれたり噛まれたりした日には猫死病という致死率50%をほこる病気にかかる。

俺だって絶対触れたくない。魔法でケット・シーを出してはいるが浮かせているし毛一本触ってないし、事前に猫死病のワクチン接種済みだ。

 何ならこのあと全力で手洗いと消毒をするつもりだ。


 そもそもこの国の猫は原則外飼だし、猫の毛並みを手入れする文化もない。風呂に入れられる事のない猫は皮脂とか油や汚れでベッタベタで、「もふもふな猫」とやらは存在しない。

 地球にいた時に羊の毛に触ったことがあるが、なんともいえないべたっ……とした感じだった。あれによく似ている。

 余談だが、「あいつの顔面にケット・シーを押し付けてやりたい」という慣用句がこちらにはあるが「なるべく苦しんでから俺の知らないところで死んでほしい」という意味だったりする。

 けして「あの人疲れてそうだからもふもふを押し付けて癒やしてあげたい」という意味ではない。


「反応しなかったらどうしてたんです?」

「チキュウジン独特の文化ってのは無限にあんだよ。例えば昼食にバケットを食べさせて『異世界でフランスパンが食べられるなんて!』とか言い出すとかな」

「随分チキュウジンに詳しいっすね」

「ああ……曾祖父さんが地球人でさ。ワンエイスってやつだよ。生きてた頃地球の話をいっぱいしてくれたんだ。……おっと、国が召喚をサポートしてた頃だから逃亡者じゃないぜ」

「それくらいわかるっすよ〜。曾お祖父さんの話がひ孫の職を助けるなんていい話っすねぇ」


***


 今回の件について報告書を書き上げて、上司へと提出する。

 上司はカラスと人間の混合種で、この世界ではベィスクロウと呼ばれている種族だ。人間の身体に首から上がカラスがくっついているようなフォルムをしている。

 漆黒のスーツに身を包んだ彼は全身黒い。黒髪、黒目、黒ロングコートの俺よりもだいぶ黒い。

 リザードンたちは報告書を俺に押し付けてとっとと飲みに行った。ちくしょう。仕事を押し付けられるのは地球でもここでも変わらないのか。

 誘われたけれどアイツらが飲むのはガソリンオイルみたいな酒しか出さないような酒場だ。残業か、飲めない酒に付き合うかを天秤にかけた結果、まだ残業をしている方がましという結論に落ち着いた。


「今回のチキュウジンたち、みんな泣いてたぞ。お前何したんだ」

 黒曜石のような目が報告書を一通り眺めたあと、俺を呆れたように見つめた。


「チキュウジンの大半が持ってる心を弄んだだけです」

「性格悪いな。ゴブリンの血でも入ってんのか?」


 これは日本でいう「お前B型かよ」という意味合いに近い。正面切って侮辱されている。


「俺が純度100%のチキュウジンだってこと、あんたが一番わかってるじゃないですか」

「そうだな。もう、俺しか知らないもんな」


 上司の声が二人しかいない部屋に重く響いた。


 昔の話をしよう。

 俺がこの世界に来たばかりの頃、国からの期待を一心に背負って魔法学校へ入学し、順調に成長した。

 最初は言葉もわからなくて、「ムラカミシセイです!」と自己紹介をしたら「長いし言いづらいからカミシね」と略された。

 魔法の才能は無かったけれど、死ぬ気で努力してなんとか人並み以上の魔法と剣技を身に着けた。

 苦労もたくさんあったけれど、魔王も封印できてなんなら呪いで長寿になってしまったからあとは隠居するか、魔法学校で先生にでもなって、王国から招集が来た時だけまた冒険に出かけるか……。と考えていた。


 国に裏切られたのだ。


『異世界召喚の術が安定するようになった。魔王を一人で倒すカミシは危険だ。討伐すべし』


 物語は簡単に消された。

 腕を折られたことも、膝から下が無くなって無理やり激痛とともに再生させられたことも、冒険も、俺の努力も、全てがなかったことにされた。誰でもできるとされてしまったのだ。

 第一王子はなんとか守ろうとしてくれたけれど、皇太子でもない彼には力がなかった。

 魔王と戦ったダメージから回復しきれていなかった俺は王国と真正面から戦う気力もなく、ただ必死で逃げた。逃げることしかできなかった。


 そんな俺を追い詰めたのが今の上司だ。

 魔王討伐のダメージから回復していない状態で王国軍から追われていた俺は満身創痍のボロボロだった。

 失せ物探しに特化しているカラスの目を持つ上司が俺を見つけるのはけして難しいことではない。


 首筋に剣を突きつけられ、死がそこまで迫っていることを否応にも感じた。

 上司の靴も舐めたし土下座もした。そこまでしたのは「死にたくない」という、ただそれだけだった。

 その時の上司の顔は今でも覚えてる。泣いて這いつくばる俺を見下ろした顔に「うわ、きも」と書いてあった。あのときの上司の顔は未だに夢に見る。お互いその時のことを口に出さないのは、思い出したくもないほどトラウマだからに違いない。

 そんな俺の情けない姿を見て、殺す気の失せた上司は「カミシ」の死を偽装して、俺に新しい居場所をくれた。

 それがこの異世界審問官という役割だ。


 行儀悪く頬杖をついて、机の上にある大量の「異世界召喚疑惑者」の書類を睥睨した。全部の書類をチェックするまで今日は帰れそうにない。今日もまた日付けが変わるまで残業だ。気が重い。


 アホどもが異世界から召喚され続ける限り、俺の飯の種はなくならない。

 適度に呼ばれて、トラブルを起こすことなく捕まってくれて、大人しく離島へ行って祀り建てられることなく一生涯を過ごしてくれ。あわよくばとっとと死んでくれ。 異世界人を隔離しとく島の維持にも金がかかるんだ。

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