第15話 朝ごはんはホッとする!
「ほらよ。」
朝は店員がいないのか熊人の店主がめしをだしてくれた。
「はぁ、朝から疲れたしゆっくり飯食うぞ。」
「大丈夫ですかアルさん?ご飯アーンしましょうか?」
「な、何言ってるのよエリー!そんなハレンチな!」
「それくらいでハレンチなんてイリアさんピュアですね〜。それに昨日それ以上のことしたじゃなですか。」
エリーが、イリアを煽るとイリアの顔が瞬く間に赤くなった。
「2人とも、飯中だから静かにな。」
「う、うん。」
「はい!」
イリアとエリーの返事を聞き再び飯を食べ始めた。
メニューは、やはりそういう目的の宿だからか朝から精のつくものをだされた。
オーク肉の串焼き、ニンニクのきいたスープ、そして黒パンだ。
『朝からかなりおもいなぁ。』
そう思い食べ始めると止まらなかった。
汗をかいたからか串焼きのソースのしょっぱさが美味しく感じた。
さらにそこに含まれているであろう、果物の甘みがソースの味をよくひきたてており、噛めば溢れるオークの脂と旨みと絡まり止まらない。
「美味しいです!」
エリーも美味しいと言いながら食べ続けていた。
イリアなんて言葉も発さず黙々と食べてるほどだ。
スープの方は、ニンニクの味が飲んだ瞬間口の中に広がり、体が火照る感じがある。
『少し辛いな。』
スープが少し辛い。唐辛子が少し入っており、ピリッとする感覚がある。しかし、これがまた美味しくスープがよく進む。
「はあっ。」
スープを飲みきり、体が温まり飯は終わった。
「ふう、よしっ行くか!」
そういい、席を立ち店主に代金を払い店をでた。
最後に店主がまた親指を「ぐっ!」と立てて頑張れよというような顔をした。
「おれはイリアと治癒士協会に行くから、エリーまた後でな。」
「はい!」
そう言いエリーとは、一旦別れた。
「じゃあ行こう。」
「うん!」
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リベンジ!〜パーティーを追い出されたけど頑張る!そして飯を食う!〜 快快 @pnku
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